Hitachi

Hitachi IT Operations Director 導入・設計ガイド


2.12.8 配布されたパッケージのキャッシュ

配布されたパッケージは、配布先のコンピュータに一時的にキャッシュされます。キャッシュされたパッケージは、ソフトウェアのインストールやファイルの配布が成功した場合だけコンピュータから削除されます。失敗した場合は、キャッシュされたパッケージが一定期間残ります。

タスクを再実行すると、パッケージが再送信されることなく、キャッシュされているパッケージを基にインストールやファイルの配布が実行されます。このように一度配布したパッケージがキャッシュされることで、ネットワークに掛かる負荷が軽減できます。

パッケージをキャッシュできる期間は7日間です。7日間を過ぎると、キャッシュされたパッケージは削除されます。

パッケージのキャッシュには、エージェント導入済みのコンピュータのハードディスクの空き容量が、最低1ギガバイト必要です。また、キャッシュできるパッケージの容量は最大2ギガバイトです。

注意事項

次の場合、パッケージはキャッシュされません。

  • 配布したパッケージが壊れている場合

  • 配布先コンピュータのハードディスクの空き容量が1ギガバイト未満の場合

  • パッケージの容量が2ギガバイトを超える場合