sdmcreatemdmcertreq(MDM用署名済み証明書要求ファイルの作成)
iOS端末を管理する場合、MDM用署名済み証明書要求ファイルを作成するためのコマンドです。
機能
MDM用署名済み証明書要求ファイルを作成します。iOS端末を管理する場合に使用します。このコマンドで作成したファイルのファイル名は、「plist_encoded(-x指定時はplist.xml)」です。
なお、このコマンドはスマートデバイスマネージャー上または通信サーバ上で実行してください。
形式
sdmcreatemdmcertreq -a エイリアス名 -p パスワード -f 署名用ファイル格納フォルダ名[ -o ファイル出力先][ -x]
引数
- -a エイリアス名
-
MDM用証明書要求ファイル作成時に指定したエイリアス名を260バイト以内で指定します。
- -p パスワード
-
MDM用証明書要求ファイル作成時に指定したパスワードを260バイト以内で指定します。
- -f 署名用ファイル格納フォルダ名
-
MDM用証明書要求ファイルを署名するためのファイル格納場所を260バイト以内の絶対パスで指定します。
- -o ファイル出力先
-
MDM用署名済み証明書要求ファイルの出力先を260バイト以内の絶対パスで指定します。
- -x
-
MDM用署名済み証明書要求ファイルをXML形式(未エンコード)で出力する場合に指定します。
格納先
JP1/ITDM2 - SDM(スマートデバイスマネージャー)のインストール先フォルダ\mgr\bin
実行権限
Administrator権限(WindowsのUAC機能が有効な場合は管理者コンソールから実行)
注意事項
このコマンドは、同時に複数実行できません。
戻り値
戻り値 |
説明 |
---|---|
0 |
コマンドが正常に終了しました。 |
11 |
コマンドの引数の指定形式に誤りがあります。 |
14 |
ファイルが存在しないか、アクセス権がありません。 |
15 |
ファイルのアクセスエラー、またはディスク容量が不足しています。 |
18 |
ほかのコマンドを実行中です。 |
70 |
エイリアス名に誤りがあります。 |
71 |
パスワードに誤りがあります。 |
150 |
そのほかのエラーが発生しました。 |
使用例
-
MDM用署名済みファイル(plist_encoded)作成時の使用例を次に示します。
sdmcreatemdmcertreq -a mdmalias -p mdmpass -f C:\work -o C:\temp
-
MDM用署名済みファイル作成時、XML形式(plist.xml)で出力する場合の使用例を次に示します。
sdmcreatemdmcertreq -a mdmalias -p mdmpass -f C:\work -o C:\temp -x
関連項目