10.5.1 Activity Designerの各部の名称と使い方
ここでは、Activity Designerの各部の名称および使い方について説明します。
Activity Designerを次の図に示します。
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案件画面から実行する処理を、タスクと各管理項目に対する引き当て情報を設定することで定義します。
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「アクティビティ名」
Flow Designerでアクティビティを追加する際に指定した名称が表示されます。必要に応じて変更してください。
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「アクティビティ実行後の案件状態」
ここで定義するアクティビティを実行したあとの、案件の状態を指定します。省略すると、「(Flow Designerで定義したアクティビティ名)済み」になります。
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「タスクリスト」
「利用可能タスク」には、定義できる処理が表示されています。この中から実行するタスクを選択して、「実行タスク」に追加します。追加した各タスクは、タスクリストに表示された順に実行されます。同じ処理を繰り返す範囲は、「*繰り返し開始」および「*繰り返し終了」のタスクを追加して指定します。
タスクの種類と各タスクの内容については「10.5.2 実行タスクを選択する」を、タスクの順番を設定する方法については「10.5.3 実行タスクの順番を設定する」を参照してください。
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「タスクの設定」
「実行タスク」に追加したタスクの詳細を設定します。
各タスクの対象となる「管理項目」に対して、「引き当て項目」を設定します。
「管理項目」には、次の3種類の項目が一覧で表示されます。
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資産管理データベースで管理する情報(クラスのプロパティ)
案件を実行することで、資産管理データベースで管理する情報(クラスのプロパティ)の更新方法を設定します。
例えば、案件の実行日を資産の登録日として登録する場合は、管理項目「資産情報.登録日」の[参照]ボタンから、案件の実行日を示す値を設定します。
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処理の対象を特定するための項目
選択したタスクの処理(例えば更新など)の対象を特定するための項目を設定します。
例えば、機器情報を更新する場合は、管理項目「対象となる資産番号」の[参照]ボタンから、対象の「資産番号」を示す値を設定します。
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繰り返し処理の範囲を設定するための項目
「*繰り返し開始」および「*繰り返し終了」のタスクを追加した場合、繰り返し処理の範囲を設定します。
各管理項目に対する引き当て項目の設定方法については、「10.5.4 管理項目に引き当てる情報を設定する」を参照してください。
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引き当て項目の整合性が取れていない場合、または必須項目で引き当て項目が設定されていない管理項目が一つでもある場合、定義の途中で登録したアクティビティを表示すると、[戻る]ボタンの横に、「編集中」と表示されます。