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JP1 Version 10 JP1/IT Desktop Management 2 - Asset Console 設計・構築ガイド


5.9.8 機器の情報の変更通知

機器の情報が更新されたことを、資産管理者にメールで通知します。このタスクはWindowsのタスクスケジューラに登録されていないので、使用する場合はタスクを登録する必要があります。

Windows Server 2003で作成する場合を例に、Windowsのタスクスケジューラにタスク「ハードウェア変更通知」を登録する手順を次に示します。

  1. Windowsのタスクスケジューラで、「スケジュールされたタスクの追加」をダブルクリックする。

  2. 表示されたタスクウィザードに従って、各項目を指定する。

    • タスクの名称には「ハードウェア変更通知」と指定してください。

    • 実行するプログラムには、jamscript.exeを指定してください。

      jamscript.exeの格納先を次に示します。

      <Asset Consoleのインストール先フォルダ>\exe

    • ユーザ名には、Administrators権限を持つユーザ名を指定してください。

  3. 「[完了]をクリックしたときに詳細プロパティを開く」チェックボックスをチェックして、[完了]ボタンをクリックする。

  4. 表示されたダイアログで、「タスク」タブを選択する。

  5. 「実行するファイル名」に、「-f <Asset Consoleのインストール先フォルダ>\scriptbatch\NoticeUpdateRecord.txt」を追加する。

  6. [OK]ボタンをクリックする。

    ダイアログが閉じて、タスク「ハードウェア変更通知」が登録されます。

タスク「ハードウェア変更通知」を実行すると、前回のタスク実行時から変更があった機器の台数が通知されます。そのため、初回タスク実行時や、前回タスクを実行してから間隔を開けて実行する場合などは、通知に時間が掛かることがあります。

また、自動的にメールを通知させるためには、Asset ConsoleとMicrosoft Internet Information Servicesで設定が必要です。メール通知するための設定手順については、「5.10 メール通知を使用するための設定」を参照してください。

タスク「ハードウェア変更通知」の戻り値と説明を、次の表に示します。

表5‒14 タスク「ハードウェア変更通知」の戻り値と説明

戻り値

説明

0x0

正常終了しました。

0x1

該当するデータがありませんでした。

0x2

メール通知が設定されていません。

0x3以上

そのほかのエラーで終了しました。