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JP1 Version 10 JP1/IT Desktop Management 2 配布機能 運用ガイド


6.1.6 システム構成情報の手動メンテナンスの例

ここでは、システム構成情報の手動メンテナンスの例として、新規に追加されたコンピュータを管理する例と、重複しているコンピュータを削除する例について説明します。

〈この項の構成〉

(1) 新規に追加されたコンピュータを管理する例

ホストがマネージャに登録された日付をキーにして、一定期間に新規に追加されたコンピュータを検索できます。新規に追加されたコンピュータを定期的に検索することで、管理漏れのないように、ジョブの実行やあて先グループへの登録などを実施できます。

任意の期間に新規に追加されたコンピュータを管理する例を、次の図に示します。

図6‒6 任意の期間に新規に追加されたコンピュータを管理する例(1/2)

[図データ]

図6‒7 任意の期間に新規に追加されたコンピュータを管理する例(2/2)

[図データ]

また、新規に追加されたコンピュータを14日間ごと(隔週の特定曜日)に定型的に管理する例を、次の図に示します。新規に追加されたコンピュータを一定の間隔で管理する場合は、この例のように指定します。

図6‒8 14日間ごと(隔週の特定曜日)に新規追加コンピュータを管理する例(1/2)

[図データ]

図6‒9 14日間ごと(隔週の特定曜日)に新規追加コンピュータを管理する例(2/2)

[図データ]

(2) 重複しているコンピュータを削除する例

ホスト識別子を使用する運用では、次の場合にホスト識別子が再生成されるため、同じコンピュータがシステム構成上に重複して登録されてしまいます。

ホスト識別子が異なるコンピュータがシステム構成上に重複して登録されている場合、目的のコンピュータに対してジョブを実行できなかったり、意図しないコンピュータにジョブが実行されたりするおそれがあります。

このような場合に、重複しているホストを検索して更新日時が古いコンピュータを削除することで、システム構成情報に重複して登録されているコンピュータをなくせます。

例えば、ホスト識別子は異なるが、MACアドレス、IPアドレス、およびホスト名が一致するコンピュータをシステム構成情報から削除する場合は、次の図のように操作します。

図6‒10 ホスト識別子は異なるがMACアドレスなどが一致するコンピュータをシステム構成情報から削除する例

[図データ]