6.1.6 システム構成情報の手動メンテナンスの例
ここでは、システム構成情報の手動メンテナンスの例として、新規に追加されたコンピュータを管理する例と、重複しているコンピュータを削除する例について説明します。
(1) 新規に追加されたコンピュータを管理する例
ホストがマネージャに登録された日付をキーにして、一定期間に新規に追加されたコンピュータを検索できます。新規に追加されたコンピュータを定期的に検索することで、管理漏れのないように、ジョブの実行やあて先グループへの登録などを実施できます。
任意の期間に新規に追加されたコンピュータを管理する例を、次の図に示します。
また、新規に追加されたコンピュータを14日間ごと(隔週の特定曜日)に定型的に管理する例を、次の図に示します。新規に追加されたコンピュータを一定の間隔で管理する場合は、この例のように指定します。
(2) 重複しているコンピュータを削除する例
ホスト識別子を使用する運用では、次の場合にホスト識別子が再生成されるため、同じコンピュータがシステム構成上に重複して登録されてしまいます。
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ハードディスクを交換したコンピュータにJP1/IT Desktop Management 2 - Agent(エージェント)を再インストールした場合
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コンピュータをリプレースして、JP1/IT Desktop Management 2 - Agent(エージェント)を新規インストールした場合
ホスト識別子が異なるコンピュータがシステム構成上に重複して登録されている場合、目的のコンピュータに対してジョブを実行できなかったり、意図しないコンピュータにジョブが実行されたりするおそれがあります。
このような場合に、重複しているホストを検索して更新日時が古いコンピュータを削除することで、システム構成情報に重複して登録されているコンピュータをなくせます。
例えば、ホスト識別子は異なるが、MACアドレス、IPアドレス、およびホスト名が一致するコンピュータをシステム構成情報から削除する場合は、次の図のように操作します。