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JP1 Version 10 JP1/IT Desktop Management 2 配布機能 運用ガイド


5.1.6 システム構成情報を変更する

中継システム、または管理対象のコンピュータを追加または削除すると、システム構成の自動登録機能によって、変更した内容が自動的に配布管理システムに通知されます。通知された内容は、[システム構成]ウィンドウに自動的に反映されます。ここでは、配布管理システムからの操作でシステム構成情報を変更する方法について説明します。

なお、配布管理システムまたは中継するシステムのホスト名(IPアドレス運用の場合はIPアドレス)を変更する場合は、事前にすべてのジョブを完了させるか、または削除する必要があります。

〈この項の構成〉

(1) ファイルから変更する

変更前のシステム構成情報をファイルに出力します。出力したファイルを更新したあと、このファイルからシステム構成情報を作成します。

システム構成の一部だけを変更する場合も、システム構成に残すすべてのホストをファイルに記述してください。ファイルに記述されていないホストは、システム構成から削除されます。

ホストを削除する場合は、そのホストの情報をファイルから削除してください。

システム構成情報をファイルに出力する方法、およびファイルからシステム構成情報を作成する方法については、「5.1.4 システム構成情報をファイルに出力して更新する」を参照してください。

(2) システム構成ウィンドウで変更する

ここでは、[システム構成]ウィンドウからシステム構成情報を変更する方法を説明します。変更、削除するホストを検索する方法については、「6.1.1 名称によるホストの検索方法」を参照してください。

(a) ホストを移動する

中継システムを移動すると、中継システムの下位のホストもすべて移動します。複数のホストを同時に移動するときは、[システム構成]ウィンドウの右枠で移動するホストを選択します。

ホストの移動方法は、次のとおりです。

  1. [システム構成]ウィンドウをアクティブにし、移動するホストを選択する。

    選択したホストが反転表示されます。

  2. [編集]−[切り取り]を選択する。

    選択したホストが切り取られます。なお、[切り取り]選択後は、左枠の「ネットワーク」をダブルクリックしないでください。ダブルクリックすると[編集]メニューの[貼り付け]が非活性になり、ホストを貼り付けられなくなります。この場合は、再度[切り取り]を選択し直してください。

  3. 移動先の位置を選択する。

    選択した位置が反転表示されます。

  4. [編集]−[貼り付け]を選択する。

    切り取ったホストが、移動先に貼り付けられます。

    なお、ホストの移動は、ドラッグ&ドロップの操作でも実行できます。

(b) ホストを削除する

一度削除したホストを、元に戻すことはできません。中継システムを削除すると、下位の管理対象のコンピュータもすべて削除されます。複数のホストを同時に削除するときは、[システム構成]ウィンドウの右枠で削除するホストを選択します。

[システム構成]ウィンドウでホストを削除する際には、[ホストの削除]ダイアログボックスが表示されます。[ホストの削除]ダイアログボックスの「登録しているIDからも削除する」チェックボックスをオンにすると、対象のホストが登録されているIDからも削除されます。このチェックボックスは、選択したホストがエージェントの場合だけオンにできます。選択したホストが中継システムの場合は、IDに登録しているホストは削除できません。あらかじめ[システム構成]ウィンドウで対象の中継システムと同じコンピュータ上のエージェントおよび配下のエージェントを削除してから中継システムを削除してください。

ホストの削除方法は、次のとおりです。

  1. [システム構成]ウィンドウをアクティブにし、削除するホストを選択する。

    選択したホストが反転表示されます。

  2. [編集]−[削除]を選択する。

    確認ダイアログボックスが表示されます。

  3. [OK]ボタンをクリックする。

    選択したホストが削除されます。

ホストを検索したあと、[検索]ダイアログボックスでホストを削除することもできます。詳細は、「6.1.5 検索したホストをシステム構成情報から削除する」を参照してください。