7.3.1 ログの種類
取得するログの種類は,ログマスクによって選択できます。ログマスクは,ログの取得内容の種類を特定するものです。
マスターエージェントとサブエージェントとでは,ログマスクは異なります。マスターエージェントのログマスクを次の表に示します。
マスターエージェントは,ログマスクの指定を省略すると,ログマスク値にはエラーログと警告ログとを加算した値が設定されます。
マスターエージェントのログを変更するには,現在稼働中のマスターエージェントをkillコマンドで停止させます。そのあと,次に示すように入力します。
/usr/sbin/snmpdm -m 8388608
複数のログマスクを指定したい場合に,10進数,16進数を指定するとき,それぞれのログマスク値を加算した値を指定してください。文字列で指定するときは,-mに続けて文字列を指定してください。例を次に示します。
/usr/sbin/snmpdm -m FACTORY_TRACE FACTORY_WARN FACTORY_ERROR
-mオプションを文字列で指定する場合で,ほかのオプションと組み合わせて指定するとき,-mオプションは最後に指定してください。
サブエージェントのログマスク値を次の表に示します。
サブエージェントは,ログマスクの指定を省略するとログを取得しません。サブエージェントのログを取得するには,現在稼働中のサブエージェントをkillコマンドで停止させます。そのあと,次に示すように入力します。
/usr/sbin/extsubagt -aperror
複数のログマスクを指定する場合は,指定したいログマスク値を続けて指定します。例を次に示します。
/usr/sbin/extsubagt -aperror -apwarn -aptrace