2.6 NNMi連携機能
NNMi連携機能には,次の四つがあります。
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インシデント連携(イベント連携)
SSOからNNMiに対してインシデントを発行したり,APMが通知したイベントをSSOで検知したりする機能です。
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インシデント連携(アクション連携)
NNMiコンソールのインシデントビューで,[アクション]メニューまたは右クリックして表示されるポップアップメニューから,SSOのアクションを選択することで,インシデントグラフを表示する機能です。
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SSOの監視状態(リソース状態およびプロセス・サービス監視状態)を,NNMiにステータスとして登録する機能です。これによって,NNMiマップビュー上でSSOの監視状態を把握できます。
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NNMiコンソール画面の[アクション]メニューからSSOのアクションを選択することで,監視状態を表示したり,各種ウィンドウを起動したりする機能です。これによって,SSOコンソールにログインすることなく,監視状態の把握や,ウィンドウの操作ができます。
NNMi連携機能を利用するには,次の三つの条件が成立している必要があります。
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監視マネージャ※および監視サーバがNNMiに検出されている(NNMiのノード管理モード(「管理対象」,「非管理対象」,および「サービス停止中」)には関係ありません)
- 注※
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監視マネージャのノードシンボルを選択してマップ連携機能(アクション連携)を利用する場合の条件です。
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監視サーバのIPアドレスが,NNMiのIPアドレスインベントリまたはSNMPエージェントインベントリで管理されている
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次の条件すべてに当てはまる場合,監視サーバがNNMiの管理対象になっている
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基本構成(SSOとNNMiが同一サーバ上で稼働)を採っている
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プロセス・サービス監視機能を使用している
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APMのイベント通知方式がSNMPトラップ方式である(TCP通知方式ではない)
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なお,監視マネージャのIPアドレスと他ホストのIPアドレスが同一で,それらのIPアドレスがNNMiのIPアドレスインベントリに重複登録されている場合,次に示す機能が正しく動作しないことがあります。
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監視マネージャのノードシンボルを選択したマップ連携機能(アクション連携)
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ssodbcheckコマンドでのインシデント発行
監視サーバがNNMiに検出されているかどうか(連携可否状態)は,SSOが一定の間隔でチェックします。詳細については,「2.6.5 NNMi連携可否状態の確認」を参照してください。