3.1.1 NNMiをインストールする(Windowsの場合)
WindowsシステムにNNMiを新規でインストールする手順を次に示します。
- 注意事項
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NNMiのインストールや設定作業を行う前に,リモートデスクトップに次の設定を行ってください。なお,この設定を行うとWindowsの使用リソースが増加しますので,作業終了後に必要に応じて設定を元に戻してください。
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設定個所
Windows Server 2008の場合
[管理ツール]>[ターミナルサービス]>[ターミナルサービス構成]
Windows Server 2008 R2の場合
[管理ツール]>[リモート デスクトップ サービス]>[リモート デスクトップ セッション ホストの構成]
Windows Server 2012以降の場合
[ローカル グループ ポリシー エディタ]※>[コンピューターの構成]>[管理用テンプレート]>[Windows コンポーネント]>[リモート デスクトップ サービス]>[リモート デスクトップ セッション ホスト]>[一時フォルダ]
注※ [ローカル グループ ポリシー エディタ]は,スタート画面で「gpedit.msc」と入力して開くことができます。
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設定内容
Windows Server 2008およびWindows Server 2008 R2の場合
「セッションごとに一時フォルダを使用する」と「終了時に一時フォルダを削除する」を無効(いいえ)に設定する。設定の変更をシステムに反映させるため,一度ログオフし,再度ログオンする。
Windows Server 2012以降の場合
「セッションごとの一時フォルダを使用しない」と「終了時に一時フォルダを削除しない」を有効に設定する。設定の変更をシステムに反映させるため,一度ログオフし,再度ログオンする。
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NNMiをインストールするシステムに,管理者権限を持つユーザーでログオンする。
UACが有効な場合,ビルトインAdministrator以外のユーザーでは,管理者への昇格が必要です。
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NNMiの媒体をドライブにセットする。
HITACHI総合インストーラの画面が表示されます。
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HITACHI総合インストーラの指示に従って,インストールを開始する。
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インストーラの指示に従って情報を入力する。
デフォルト値を使用する場合は,値を入力しないで,[Enter]キーを押してください。デフォルト値は,角括弧"[ ]"で囲まれた値です。
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NNMi WebサーバーのHTTPポート番号の指定
NNMiにアクセスするためのNNMi WebサーバーのHTTPポート番号を入力します。ほかのプログラムが使用していないポート番号を入力してください。デフォルト値は80です。
(入力例)
** Network Node Manager i Installer ** * Starting NNMi installation. * Enter default port for HTTP server => * [80] 8004
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インストールディレクトリの指定
NNMiのプログラムをインストールするディレクトリを入力します。デフォルト値は,次のとおりです。
<drive>:\Program Files (x86)\Hitachi\Cm2NNMi\
(入力例)
* Enter program install directory => * [C:\Program Files (x86)\Hitachi\Cm2NNMi\] C:\Hitachi\Cm2NNMi\
- 注意事項
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NNMiは32ビット互換プログラムを含むため,64ビットシステム上の<drive>:\Program Files\にインストールすることはできません。
<drive>:\Program Files (x86)\にインストールすることをお勧めします。
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データディレクトリの指定
NNMiの設定ファイルやデータベース,ログファイルなどのデータを格納するディレクトリを入力します。デフォルト値は,次のとおりです。
<drive>:\ProgramData\Hitachi\Cm2NNMi\
(入力例)
* Enter program data directory => * [C:\ProgramData\Hitachi\Cm2NNMi\] D:\NNMiData\
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入力内容の表示およびインストール開始可否の確認
上記3つの入力内容が表示されるので,入力内容に問題がなくインストールを開始する場合は「yes」を,入力内容を変更したい場合は「no」を入力します。
(入力例)
* port : 80 * install directory : C:\Hitachi\Cm2NNMi\ * data directory : D:\NNMiData\ * Do you start installation with above settings you entered ? (yes/no) * If you need to change the settings, please enter no. yes
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インストール前チェックの実施およびインストール続行可否の確認
インストールが開始すると,初めにインストール前チェック処理が実施されます。
- 参考
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インストール前チェックでは,「表2-1 NNMi管理サーバーのインストール前チェックリスト」に記載されている項目を確認するため,NNMiが使用するポートが利用できるかをチェックします。
NNMiが使用するすべてのポートが利用できることを確認するまで,NNMiをインストールしないでください。NNMiが使用するポート一覧やファイアウォールの通過方向は,マニュアル「JP1/Cm2/Network Node Manager i セットアップガイド」の「付録C NNMiが使用するポートの一覧」を参照してください。
このインストール前チェックに問題がなければ,そのままインストールを続けます。
インストール前チェックに問題がある場合,インストーラは問題内容を出力し,インストールを続けるかユーザーに確認します。インストールを続ける場合は「yes」,インストールを終了する場合は「no」を入力してください。
(インストール前チェックに問題があった場合の入力例)
* Starting NNMi Precheck ... * TCP Port: [443] is used. * UDP Port: [162] is used. * NNMi Precheck result: NG * There are some problem(s) with the settings. * Do you want to continue NNMi installation ? (yes/no) * If you enter no, the installation will stop. no
- 注意事項
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それぞれの入力の際には[Ctrl+z]を入力しないでください。[Ctrl+z]を入力するとインストールを中断します。インストールが中断した場合はインストール手順3から再開してください。
また,インストールは数十分掛かることがありますが,途中でインストールを中断しないでください。中断した場合,不正な状態となり,通常の手段では再インストールできなくなるおそれがあります。
インストール前チェックの結果が「OK」になっても,インストールの成功を保証するものではありません。このため,「2. インストール前チェックリスト」を参照し,インストール前のチェックリストが完了していることを確認してください。
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NNMiのコマンドを実行する場合,インストール完了後に開いたコマンドプロンプト画面を使ってください。インストール前から開いている画面ではNNMiの環境変数などが設定されていないため,正しく動作しません。