UDP(ユニキャスト)通信により,監視装置(集中監視サーバ)からのイベントを統合管理ツールで受信し,ポップアップ画面で表示することができます。
なお,SNMPトラップと,本イベント通知は併用可能です。
統合監視ツールではイベント受信機能として以下の機能があります。
(1) イベント通知後,統合管理画面にポップアップウィンドウを表示してイベント発生表示
(2) 登録されたコマンドを起動
(3) イベント内容をメール送信
(4) イベント内容をJP1/IMにイベント通知
図5-1 監視装置からのイベント受信機能
![[図データ]](FIGURE/ZU030100.GIF)
- <統合管理装置側の設定>
- 通知を受信する設定を行います。
- 設定は,管理ツールの「編集」メニュー,もしくは,ツールバーの「オプション」で表示される「オプション」画面で「通知」タブをクリックし,「イベント通知」フィールドおよび「通知パラメータ」フィールドで設定します。設定の詳細は,「4.7 オプション」を参照してください。
図5-2 「通知」タブ
![[図データ]](FIGURE/ZU030200.GIF)
- 「イベント通知」フィールド
- 「監視装置からのイベント通知を受信する。」をチェックして,通知を受信するようにします。
- 「受信ポート番号」に,ポート番号を指定します。0の場合,通知を受信しません。
- ポップアップウィンドウをリアルタイムに表示する場合,「イベント受信後,ポップアップウィンドウを表示する。」をチェックします。
- 「通知パラメータ」フィールド
- イベント受信時にコマンドを起動する場合,「起動コマンド」にコマンドをフルパスで指定します。空白の場合,コマンドは起動しません。
- イベント受信時にメールを送信したい場合,「設定」ボタンを押下し,メールの宛先等を編集すると,「メール」にメール送信用のバッチファイルがフルパスで設定されます。空白の場合,メール送信は行われません。
記述形式を以下に示します。
【コマンドライン】
コマンド 監視装置のIPアドレス 時刻 種別 識別番号 メッセージ オプション1 オプション2 オプション3
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- (注)
- オプション1 オプション2 オプション3は,現在未使用です。
【例】event.exeを登録した場合
event.exe "192.168.0.31" "2005/10/19 12:07:10" W 1001 "MAC(00:11:22:33:44:55),
IP(192.168.0.1)is detected [not permitted]." "" "" ""
|
注※ この例では2行に渡って記載されていますが,実際には1行で引数が渡されます。
なお,種別,識別番号,メッセージの詳細は,下記マニュアルを参照してください。
「JP1/NETM/Network Monitor」
「8.1 ログ・トラップ一覧」
「JP1/NETM/Network Monitor - Manager」
「15.1 ログ・トラップ一覧」
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- <監視装置側の設定>
- イベント通知を送信する設定を行います。
- 設定は,管理ツールの「環境設定登録」メニュー,もしくは,ツールバーの「環境設定登録」で表示される「環境設定」画面の「トラップ」タブをクリックし,「独自」フィールドで設定します。設定の詳細は,「4.7 オプション」を参照してください。
図5-3 「トラップ」タブ
![[図データ]](FIGURE/ZU030300.GIF)
- 「独自」フィールド
- 「送信先IPアドレス」は,リストから統合管理装置のIPアドレスを選択します。
- 「送信先ポート番号」は,全監視装置共通項目のため変更不可です。「オプション」画面で変更してください。
ブラウザの監視画面からも通知を送信する設定はできます。詳細は,下記マニュアル
「JP1/NETM/Network Monitor」
「6.16 環境設定」
「JP1/NETM/Network Monitor - Manager」
「14.13 環境設定」
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を参照してください。
- <ポップアップ画面>
- イベントが通知された場合,下記ポップアップ画面が表示されます。
- 「オプション」メニューにて,「イベント受信後,ポップアップウィンドウを表示する」を設定しなかった場合には,イベントは受信されますが,下記画面は表示されません。その場合には,「表示」メニューの「イベント通知を開く」を選択すると,下記画面が表示されます。
- なお,イベント通知は,最大65536件保持され,それを超えた場合,古いイベントから削除されます。
図5-4 イベントのポップアップ画面
![[図データ]](FIGURE/ZU030400.GIF)
- 新規に発生したイベントは,太字で表示されます。「OK」ボタンをクリックして閉じると,以降は,太字ではなくなります。
- 右クリックメニューの「ブラウザから開く」を選択すると,選択しているイベントが発生している監視装置,集中監視サーバの監視画面をブラウザにて表示します。
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