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JP1 Version 10 JP1/Audit Management - Manager 構築・運用ガイド


付録D.2 監査ログの保存形式

監査ログの保存形式について,次に示す場合に分けて説明します。

〈この項の構成〉

(1) JP1/Audit Management - Manager(サーバ)の場合

監査ログは,監査ログファイル(admauditlog.log)に出力されます。監査ログファイルは,シーケンシャルファイルです。

監査ログファイルが一定の容量に達すると,ファイル名を変更して保存したあと,変更前と同じ名称のファイルを作成して新たにログを書き込みます。一定の容量に達して監査ログファイルが切り替わる際,admauditlog.logを,admauditlog1.logに変更して保存し,新たにadmauditlog.logを作成して,ログを書き込みます。再びadmauditlog.logが一定量に達すると,保存済みのadmauditlog1.logをadmauditlog2.logに変更したあと,admauditlog.logをadmauditlog1.logに変更して保存します。

このように,保存済みのログファイルは,新たにファイルが作成されるごとにファイル名末尾の数値+1をしたファイル名称に変更されます。つまり,数値が大きいログファイルほど古いログファイルとなります。なお,ファイル数が設定値を超えると,古いログファイルから削除されます。

監査ログの出力の有無,ファイルサイズ,およびファイル数は,JP1/Audit Management - Managerのセットアップで変更できます。監査ログファイルサイズのデフォルト値は5メガバイトです。監査ログファイル数のデフォルト値は10です。監査ログ出力の設定方法については「5.5.6 監査ログ管理サーバの環境設定をする」を参照してください。

(2) JP1/Audit Management - Managerの監査ログ管理画面(Web)の場合

監査ログは,監査ログファイル(admwauditlogn.log)に出力されます。監査ログファイルは,シーケンシャルファイルです。

監査ログが最初に出力されるときに,admwauditlog1.logを作成してログを書き込みます。監査ログファイルが一定の容量に達すると,admwauditlog1.logを保存したあと,admwauditlog2.logを作成してログを書き込みます。このように,ファイル名末尾の数値+1をしたファイル名称のファイルを作成して新たにログを書き込む動作が,監査ログファイル数まで繰り返されます。ファイル数が設定値を超えると,古いログファイルから上書き保存されます。

監査ログの出力の有無,ファイルサイズ,およびファイル数は,JP1/Audit Management - Managerのセットアップで変更できます。ログファイルサイズのデフォルト値は5メガバイトです。監査ログファイル数のデフォルト値は10です。監査ログ出力の設定方法については「5.5.6 監査ログ管理サーバの環境設定をする」を参照してください。