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JP1 Version 10 JP1/Audit Management - Manager 構築・運用ガイド


7.4.5 監査ログ集計パターンの編集

監査ログ集計画面では,指定した集計条件を保存できます。監査ログを同じ条件で何度も集計したいときなどに便利です。保存した集計条件のことを集計パターンと呼びます。

また,作成した集計パターンは,統計パターンとしても使用できます。統計パターンの詳細については「7.5.4 監査ログ統計パターンの設定」を参照してください。

ここでは,集計パターンの作成,変更,および削除について説明します。集計パターンの利用方法については「7.4.1(2) 集計パターンを利用する」を参照してください。

なお,監査ログ集計画面には,テンプレートの集計パターンが用意されています。テンプレートの集計パターンについては「11.12 検索パターンおよび集計パターンの一覧」を参照してください。

〈この項の構成〉

(1) 集計パターンを作成する

監査ログの集計パターンの作成には,次に示す方法があります。

(a) 新規に集計パターンを作成する場合

新規に集計パターンを作成する手順を次に示します。

  1. 監査ログの集計条件を入力する。

    監査ログ集計画面で集計条件を入力します。入力できる集計条件の詳細については「7.4.2 監査ログの集計条件項目」を参照してください。

  2. 集計パターン名を指定する。

    「集計パターン名」に集計パターンの名称を指定します。64バイト以内の文字列を入力してください。ただし,集計パターン名の先頭に「@」は指定できません。また,作成先の業務メニュー内にすでに存在するフォルダと同じ名称は,指定できません。

  3. [保存]ボタンをクリックする。

    既存の集計パターンと同じ名称を指定した場合,内容が上書きされます。新規の集計パターン名を指定した場合,パターン保存画面が表示されます。

  4. パターン保存画面で,作成する集計パターンの保存場所を指定する。

    集計パターンの保存場所をツリー上で指定します。ただし,ルートおよびテンプレートフォルダは保存場所として指定できません。

  5. パターン保存画面の[保存]ボタンをクリックする。

    指定した集計条件が集計パターンとして保存されます。保存された集計パターンは,ユーザ作成の集計パターンとして「集計パターン名」のリストおよび機能ツリーに追加されます。

(b) 既存の集計パターンを利用する場合

既存の集計パターンをカスタマイズして,集計パターンを作成する手順を次に示します。

  1. 集計パターンを選択する。

    次のどちらかの方法で,集計条件として使用する集計パターンを選択します。

    • 監査ログ管理画面の左フレームの機能ツリーで集計パターン名を選択します。

    • 監査ログ集計画面の「集計パターン名」リストで集計パターン名を選択し,[適用]ボタンをクリックします。

    監査ログ集計画面に,集計パターンとして保存されている集計条件が表示されます。

  2. 集計条件を変更する。

    監査ログ集計画面に表示された集計条件を変更します。指定できる集計条件の詳細については「7.4.2 監査ログの集計条件項目」を参照してください。

  3. 集計パターン名を指定する。

    「集計パターン名」に新たな集計パターンの名称を指定します。64バイト以内の文字列を入力してください。ただし,集計パターン名の先頭に「@」は指定できません。また,作成先の業務メニュー内にすでに存在するフォルダと同じ名称は,指定できません。

  4. [保存]ボタンをクリックする。

    既存の集計パターンと同じ名称を指定した場合,内容が上書きされます。新規の集計パターン名を指定した場合,パターン保存画面が表示されます。

  5. パターン保存画面で作成する集計パターンの保存場所を指定します。

    集計パターンの保存場所をツリー上で指定します。ただし,ルートおよびテンプレートフォルダは保存場所として指定できません。

  6. パターン保存画面の[保存]ボタンをクリックする。

    指定した集計条件が集計パターンとして保存されます。保存された集計パターンは,ユーザ作成の集計パターンとして「集計パターン名」のリストおよび機能ツリーに追加されます。

(2) 集計パターンを変更する

既存の集計パターンの集計条件を変更する手順を次に示します。

なお,テンプレートの集計パターンは変更できません。テンプレートの集計パターンを変更して保存したい場合は,別の名称を指定して保存してください。

  1. 集計パターンを選択する。

    次のどちらかの方法で,集計条件として使用する集計パターンを選択します。

    • 監査ログ管理画面の左フレームの機能ツリーで集計パターン名を選択します。

    • 監査ログ集計画面の「集計パターン名」リストで集計パターン名を選択し,[適用]ボタンをクリックします。

    監査ログ集計画面に,集計パターンとして保存されている集計条件が表示されます。

  2. 集計条件を変更する。

    監査ログ集計画面に表示された集計条件を変更します。指定できる集計条件の詳細については「7.4.2 監査ログの集計条件項目」を参照してください。

  3. 集計パターン名を変更しないで,[保存]ボタンをクリックする。

    監査ログ集計画面に表示されている集計条件が,集計パターンとして上書き保存されます。

    なお,別の名称を指定して保存すると,新規に集計パターンが作成されます。

(3) 集計パターンを削除する

監査ログの集計パターンを削除する手順を次に示します。

なお,テンプレートの集計パターンは削除できません。

  1. 集計パターンを選択する。

    次のどちらかの方法で,集計条件として使用する集計パターンを選択します。

    • 監査ログ管理画面の左フレームの機能ツリーで集計パターン名を選択します。

    • 監査ログ集計画面の「集計パターン名」リストで集計パターン名を選択します。

  2. [削除]ボタンをクリックする。

    選択した集計パターン名が削除されます。

上記の手順以外に,パターン表示編集画面で集計パターンを削除することもできます。詳細については「7.8.5 パターンやフォルダを削除する」を参照してください。

注意事項

上書き保存された集計パターンを統計パターンとして設定している場合,統計パターンも連動して変更されます。統計パターンが変更されると,変更前の統計パターンを基にした統計結果を正しく出力できないことがあります。この場合,統計情報を生成し直してください。

また,集計パターンを削除すると,連動して統計パターンも削除されます。統計パターンが削除されると,削除した統計パターンを基にした統計結果を出力できなくなります。