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JP1 Version 10 JP1/Audit Management - Manager 構築・運用ガイド


7.4.1 監査ログの集計

ここでは収集された監査ログを集計する手順と集計パターンの使用方法について説明します。

〈この項の構成〉

(1) 監査ログの集計手順

監査ログを集計する手順を次に示します。

  1. 監査ログ集計画面を表示する。

    機能ツリーで「監査ログ集計」をクリックすると,監査ログ集計画面が表示されます。

  2. 集計条件を指定する。

    集計条件は,直接入力するか,保存されている集計パターンで指定します。

    指定できる集計条件の詳細については「7.4.2 監査ログの集計条件項目」を参照してください。集計パターンを使用して集計条件を指定する方法については「(2) 集計パターンを利用する」を参照してください。

  3. 集計結果を取得する。

    • 画面上で集計結果を確認したい場合は,[集計]ボタンをクリックしてください。

    • CSV形式ファイルを出力したい場合は,[CSV]ボタンをクリックしてください。

    • PDFファイルを出力したい場合は,[PDF]ボタンをクリックしてください。

    • 集計結果をグラフで確認したい場合は,集計結果の「選択」チェックボックスにチェックを入れて,[グラフ表示]ボタンをクリックしてください。デフォルトではすべての集計結果がチェックされています。

      なお,現在表示しているページのすべての集計結果を選択する場合は,[全選択]ボタンをクリックしてください。また,現在表示しているページのすべての選択をクリアする場合は,[全解除]ボタンをクリックしてください。

    集計条件に一致した監査ログの集計結果が出力されます。監査ログの集計結果の見方については「7.4.3 監査ログ集計結果の確認」を参照してください。

(2) 集計パターンを利用する

集計パターンを使って,監査ログを集計する手順を次に示します。

  1. 集計パターンを選択する。

    次の方法のどちらかで,集計条件として使用する集計パターンを選択します。

    • 監査ログ管理画面の左フレームの機能ツリーで集計パターン名を選択します。

    • 監査ログ集計画面の「集計パターン名」リストで集計パターン名を選択し,[適用]ボタンをクリックします。

    監査ログ集計画面に,集計パターンとして作成した集計条件が表示されます。

  2. 必要に応じて集計条件を変更する。

    監査ログ集計画面に表示された集計条件は変更できます。必要に応じて変更してください。

  3. 集計結果を取得する。

    [集計]ボタンをクリックすると,集計条件に一致した監査ログが,監査ログ集計画面の集計結果一覧に表示されます。集計結果をファイルに出力する場合は,[CSV]ボタンや[PDF]ボタンをクリックしてください。

手順2.で変更した集計条件は,集計パターン名を変更しないで[保存]ボタンをクリックすると,変更後の集計パターンで上書き保存されます。上書き保存された集計パターンを統計パターンとして設定している場合,統計パターンも連動して変更されます。統計パターンが変更されると,変更前の統計パターンを基にした統計結果を正しく出力できないことがあります。この場合,統計情報を生成し直してください。

テンプレートの集計パターンを変更して保存したい場合は,別の名称を指定して保存してください。テンプレートの集計パターンについては「11.12 検索パターンおよび集計パターンの一覧」を参照してください。

集計パターン名を変更して監査ログ集計画面で[保存]ボタンをクリックすると,パターン保存画面が表示されます。パターン保存画面では,作成したパターンの保存場所を指定します。パターン保存画面で[保存]ボタンをクリックすると,新規に集計パターンが保存されます。なお,集計パターン名の先頭に「@」は指定できません。集計パターンの作成については「7.4.5 監査ログ集計パターンの編集」を参照してください。