6.3.6 監査ログ管理サーバのデータベースをアップグレードする(クラスタ環境)
監査ログ管理サーバでJP1/Audit Management - Managerをバージョンアップした場合,監査ログ管理サーバのデータベースをアップグレードする必要があります。
(1) データベースのアップグレード前の作業
JP1/Audit Management - Managerをバージョンアップすると,ローカルディスク上の定義ファイルが更新されます。このため,データベースをアップグレードする前に,手動で定義ファイルをローカルディスクから共有ディスクへコピーする必要があります。
アップグレード前に定義ファイルをコピーする作業手順を次に示します。
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ローカルディスク上のフォルダを共有ディスクへコピーする。
ローカルディスク上のコピー元フォルダおよび共有ディスク上の格納先フォルダを次の表に示します。
表6‒3 共有ディスクにコピーするフォルダ 項番
コピー元フォルダ
格納先
1
JP1/Audit Management - Managerのインストール先フォルダ\conf\logdef
共有ディスク\conf
2
JP1/Audit Management - Managerのインストール先フォルダ\conf\product
3
JP1/Audit Management - Managerのインストール先フォルダ\conf\rule
(2) データベースのアップグレード手順
実行系サーバおよび待機系サーバでデータベースをアップグレードします。手順を次に示します。
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実行系サーバ上で,データベースのアップグレードを実施する。
データベースのアップグレード手順については「5.5.8 監査ログ管理サーバのデータベースをアップグレードする」を参照してください。
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実行系サーバ上でadmdbstopコマンドを実行してデータベースを停止する。
次のコマンドを実行します。
admdbstop
admdbstopコマンドの詳細については「12. コマンド」の「admdbstop(データベースの停止)」を参照してください。
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実行系サーバ上のクラスタソフトでHiRDB/ClusterService _AL1サービスのリソースをオフラインにする。
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実行系サーバ上のクラスタソフトで共有ディスクを実行系から待機系に切り替える。
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待機系サーバ上のクラスタソフトでHiRDB/ClusterService _AL1サービスのリソースをオンラインにする。
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待機系サーバ上で,データベースのアップグレードを実施する。
データベースのアップグレード手順については「5.5.8 監査ログ管理サーバのデータベースをアップグレードする」を参照してください。
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待機系サーバ上で,admdbstopコマンドを実行してデータベースを停止する。
次のコマンドを実行します。
admdbstop
admdbstopコマンドの詳細については「12. コマンド」の「admdbstop(データベースの停止)」を参照してください。
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待機系サーバ上のクラスタソフトでHiRDB/ClusterService _AL1サービスのリソースをオフラインにする。
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待機系サーバ上のクラスタソフトで共有ディスクを待機系から実行系に切り替える。
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実行系サーバ上のクラスタソフトでフェールオーバーさせるサービスのリソースを作成する。
作成するサービスのリソースについては「6.3.7 監査ログ管理サーバでリソースを作成する」を参照してください。