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JP1 Version 10 JP1/Audit Management - Manager 構築・運用ガイド


5.6.1 標準サポートしているプログラムを収集対象とするための準備をする

JP1/Audit Management - Managerで標準サポートしているプログラムを収集対象とする場合で,次のどちらかの条件に該当するときは,JP1/Audit Management - Managerの定義ファイルを事前に手動で作成または変更する必要があります。

これらの条件に該当しない場合,ここでの作業は不要です。[収集対象の設定]ダイアログでの設定を実施してください。設定方法の詳細は「5.6.4 JP1/Audit Management - Managerで監査ログの収集対象を設定する」を参照してください。

作成と変更のうち,どちらの方法を選択するかは任意です。ただし,複数の監査ログ収集対象サーバから同一プログラムの監査ログを収集する場合,監査ログ収集対象サーバ間でログファイル名を統一しておく必要があります。統一されていないと,監査ログ収集マネージャで「監視中」と表示されていても,監査ログは収集されません。また,上書きインストールを実施すると,既存の定義ファイルが上書きされます。したがって,新規で作成する方法をお勧めします。

定義ファイルを新規で作成する方法と変更する方法について,それぞれ次に説明します。

〈この項の構成〉

(1) 定義ファイルを新規で作成する

JP1/Audit Management - Managerの定義ファイルのうち,動作定義ファイルと製品定義ファイルを新規で作成します。ほかの定義ファイルの作成は不要です。

これらの定義ファイルの作成が完了したら,監査ログ収集対象プログラムで監査ログを出力させる設定を実施します。設定の詳細は,各プログラムのマニュアルを参照してください。

監査ログ収集対象プログラムでの設定が完了したら,JP1/Audit Management - Managerの[収集対象の設定]ダイアログでの設定を実施します。設定方法の詳細は「5.6.4 JP1/Audit Management - Managerで監査ログの収集対象を設定する」を参照してください。

(2) 定義ファイルを変更する

JP1/Audit Management - Managerの定義ファイルのうち,製品定義ファイルを変更します。製品定義ファイルの定義内容のうち,AuditLogNum(ログファイル数)とAuditLogName(ログファイル名)が変更の対象となります。ほかの定義内容の変更は不要です。

製品定義ファイルの変更が完了したら,監査ログ収集マネージャで収集対象の監視を開始してください。変更後のログファイル数が反映された状態で収集対象が監視されるようになります。

製品定義ファイルの変更が完了したら,監査ログ収集マネージャで収集対象の監視を開始してください。変更後のログファイル名が反映された状態で収集対象が監視されるようになります。