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JP1 Version 10 JP1/IT Desktop Management 運用ガイド


17.27 startservice(サービス開始)

機能

管理用サーバまたはデータベースサーバの関連サービスを起動し、管理用サーバまたはデータベースサーバを起動状態にします。

なお、このコマンドは、シングルサーバ構成システムの場合は、管理用サーバ上で実行してください。

マルチサーバ構成システムの場合は、次の順にコマンドを実行します。順番を誤ると、サービスの開始に時間がかかることがあります。

  1. データベースサーバで、startserviceコマンドを実行する。

  2. 管理用サーバで、startserviceコマンドを実行する。

形式

startservice

引数

引数はありません。

格納先

JP1/IT Desktop Managementのインストール先フォルダ¥mgr¥bin¥

JP1/IT Desktop Managementが提供するコマンドプロンプトを使用すると、実行ファイルの格納先を指定しないでコマンドを実行できます。

注意事項

戻り値

startserviceコマンドの戻り値を次の表に示します。

戻り値

説明

0

コマンドが正常に終了しました。

1

管理用サーバまたはデータベースサーバがすでに開始しています。

31

ほかのコマンドを実行中です。

35

コマンド実行時に管理用サーバまたはデータベースサーバが停止処理中です。

37

データベースサーバが停止しているか、またはネットワーク障害が発生しているため、サーバ間で共有するデータフォルダへアクセスできません。

38

認証情報が不正のため、サーバ間で共有するデータフォルダへアクセスできません。

51

コマンドの実行権限がありません。

52

クラスタ環境ではこのコマンドを実行できません。

54

管理用サーバまたはデータベースサーバがセットアップされていません。

101

管理用サーバまたはデータベースサーバのサービスの開始に失敗しました。

110

ライセンスに問題があるためコマンドの実行に失敗しました。

150

そのほかのエラーでコマンドの実行が中断しました。

使用例

管理用サーバのサービスを開始するコマンドの使用例を次に示します。

startservice

関連リンク