2.11.4 現用系サーバでJP1/IT Desktop Managementをセットアップする
ここでは、セットアップ画面のうち、クラスタシステムを運用するための設定が必要なものについて説明します。
- 注意事項
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コンピュータがWindows 8の場合、フォルダの設定時に次のフォルダは指定しないでください。
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システムドライブ:¥program files¥WindowsApps配下のフォルダ
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仮想プロビジョニングによって作成した記憶域のフォルダ
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[クラスタ環境]画面の設定内容
セットアップの[クラスタ環境]画面で、クラスタシステムを運用するための設定をします。[クラスタ環境]画面を次の図に示します。
次のように設定してください。
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[クラスタ構成でIT Desktop Management - Managerを運用する]をチェックする。
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[現用系]を選択する。
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[論理ホスト名]および[論理IPアドレス]を設定する。
このとき、[インポートする設定ファイル]は設定不要です。
セットアップが完了すると、次に示すファイルが出力されます。このファイルを待機系サーバにコピーしてください。
JP1/IT Desktop Managementのインストール先フォルダ¥mgr¥conf¥jdn_manager_setup.conf
[フォルダの設定]画面の設定内容
セットアップの[フォルダの設定]画面で、クラスタシステムを運用するための設定をします。[フォルダの設定]画面を次の図に示します。
次に示す項目に共有ディスクのパスを設定してください。
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[データベースフォルダ]
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[データフォルダ]
また、以降の画面で、次に示す項目に共有ディスクのパスを設定してください。
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[操作ログの設定]画面の[操作ログのデータベースフォルダ](操作ログを取得する場合)
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[操作ログの自動保管の設定]画面の[操作ログの保管先フォルダ](操作ログの保管先フォルダにローカルディスク上のフォルダを指定する場合)
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[保存用の変更履歴の出力設定]画面の[変更履歴の出力先フォルダ](変更履歴の出力先フォルダにローカルディスク上のフォルダを指定する場合)
このほかの項目については、通常のセットアップと同じです。
関連リンク