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JP1 Version 10 JP1/IT Desktop Management 構築ガイド


1.2.3 シングルサーバ構成の管理用サーバをセットアップする手順

JP1/IT Desktop Management - Managerをカスタムインストールでインストールした場合、データベースの作成や各種環境設定のために、インストール直後にセットアップを実行する必要があります。

管理用サーバをセットアップするには:

  1. Windowsの[スタート]メニューから[すべてのプログラム]−[JP1_IT Desktop Management - Manager]−[ツール]−[セットアップ]を選択します。

  2. セットアップ画面で、[次へ]ボタンをクリックします。

  3. [サーバ構成の設定]画面で、[シングルサーバ構成]を選択し[データベースへのアクセス時のキャッシュ容量]を設定して[次へ]ボタンをクリックします。

    JP1/IT Desktop Management - ManagerをインストールしたコンピュータのOSが64ビット版の場合だけ、この画面が表示されます。

  4. [セットアップの選択]画面で、セットアップの種類を選択して[次へ]ボタンをクリックします。

    インストール後の初回セットアップ時には、この画面は表示されません。

  5. [クラスタ環境]画面で、クラスタシステムを運用するための設定をして、[次へ]ボタンをクリックします。

  6. [フォルダの設定]画面で、JP1/IT Desktop Management - Managerが使用する各種フォルダを指定して[次へ]ボタンをクリックします。

    手順5.でクラスタ環境を使用する場合に[待機系]を選択したときは、手順7.〜手順11.は実行されません。

  7. [操作ログの設定]画面で、操作ログを取得するかどうかを設定して[次へ]ボタンをクリックします。

  8. [操作ログの自動保管の設定]画面で、操作ログを自動バックアップするかどうかを設定して[次へ]ボタンをクリックします。

  9. [保存用の変更履歴の出力設定]画面で、保存用の変更履歴を定期的に出力するかどうかを設定して[次へ]ボタンをクリックします。

  10. [ポート番号の設定]画面で、JP1/IT Desktop Management - Managerが使用するポート番号を設定して[次へ]ボタンをクリックします。

  11. [その他の設定]画面で、操作画面に表示される通貨記号、および配布機能を使用するときに流量制御するかどうかを設定して[次へ]ボタンをクリックします。

  12. [セットアップの確認]画面で、セットアップ内容に問題がないことを確認し、[次へ]ボタンをクリックします。

    セットアップが実行されます。セットアップ内容に問題がある場合は、[戻る]ボタンをクリックして設定を修正してください。

  13. セットアップの完了を示す画面で、[OK]ボタンをクリックします。

    [コンポーネントを登録する]が表示された場合は、セットアップに続いてコンポーネントを登録するかどうかを設定してから[OK]ボタンをクリックしてください。

    コンポーネントとは、エージェント、サイトサーバプログラム、およびネットワークモニタエージェントを指します。これらのプログラムを管理用サーバに登録しておくことで、エージェントを配信したり、サイトサーバプログラムやネットワークモニタエージェントを操作画面からインストールしたりできるようになります。

    コンポーネントを登録する場合は、[コンポーネントの登録]ダイアログが表示されるので、コンポーネントの登録とアップデートについて設定します。

    ポイント

    インストールの続きでセットアップを起動した場合は、セットアップの完了を示す画面上でコンポーネントのアップデートについて設定できます。

    コンポーネントのアップデートについては、「5.7 コンポーネントのアップデート方法」を参照してください。

セットアップが完了し、設定した内容で管理用サーバが動作するようになります。

ポイント

カスタムインストール後に初めてセットアップする場合、セットアップ時にデータベースが新規作成されます。