2.4.1 マルチサーバ構成システムを構築する流れ
マルチサーバ構成システムを構築するには、管理用サーバとデータベースサーバを構築したあとで、管理対象とするコンピュータにエージェントを導入します。
- 注意事項
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システムを構築する前に、Windowsのコントロールパネルの[日付と時刻]で、次の設定をしてください。
・ 日付と時刻の設定で、管理用サーバとデータベースサーバの日付と時刻を同期させる。
・ タイムゾーンの設定で、管理用サーバとデータベースサーバで同じタイムゾーンを設定する。
また、運用中は、インターネット時刻の設定で時刻が同期するように設定することをお勧めします。
- 注意事項
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コンピュータがWindows 8の場合、フォルダの設定時に次のフォルダは指定しないでください。
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システムドライブ:¥program files¥WindowsApps配下のフォルダ
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仮想プロビジョニングによって作成した記憶域のフォルダ
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データベースサーバを構築します。
データベースサーバ用のコンピュータに、JP1/IT Desktop Management - Managerをカスタムインストールしてください。インストール後にセットアップを起動して、[サーバ構成の設定]画面で[マルチサーバ構成]、[データベースサーバ]を選択してください。
また、[フォルダの設定]画面で、共有設定することで管理用サーバからアクセスできるフォルダを[データフォルダ]に指定してください。
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データベースサーバのセットアップで[データフォルダ]に指定したフォルダを、管理用サーバからアクセスできる共有フォルダにします。
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管理用サーバを構築します。
管理用サーバ用のコンピュータに、JP1/IT Desktop Management - Managerをカスタムインストールしてください。インストール後にセットアップを起動して、[サーバ構成の設定]画面で[マルチサーバ構成]、[管理用サーバ]を選択してください。
また、[サーバ間で共有するデータフォルダの設定]画面で、[サーバ間で共有するデータフォルダ]に手順2.で共有フォルダにしたフォルダを指定してください。
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JP1/IT Desktop Managementの製品ライセンスを登録します。
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操作画面にログインしてユーザーアカウントの情報を設定します。
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事前に組織内の機器を把握して、どのコンピュータにどの方法でエージェントを導入するかを計画します。
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JP1/IT Desktop Managementの管理対象とするコンピュータに、エージェントを導入します。
マルチサーバ構成システムの構築が完了します。
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