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JP1 Version 10 JP1/IT Desktop Management 導入・設計ガイド


4.5.4 サイトサーバに必要なディスクの最大容量

サイトサーバのデータフォルダに必要なディスクの最大容量について説明します。

この表に記載してある以外に、運用のために作業用として使用する、「ローカルデータフォルダ」用として1ギガバイトの空き容量を用意することを推奨します。また、JP1/IT Desktop Managementは次の表に記載してある以外にもさまざまな情報を保持していますが、比較的容量が小さいため、見積もりの際にはあまり影響はありません。

データフォルダ

保存されるデータ

保存期間

最大容量

データベースフォルダ

サイトサーバで使用する管理情報

削除するまで保存されます。

容量の上限はありません。

日数×接続するコンピュータの台数×150キロバイトを目安に、フォルダを用意してください。

データフォルダ

次に示す情報

  • 配布機能で使用されるパッケージ

  • エージェント、ネットワークモニタエージェントなどのプログラム

  • セキュリティポリシー

削除するまで保存されます。

約10ギガバイト

管理用サーバに登録されたパッケージと同じデータが格納されます。管理用サーバには、10メガバイトのパッケージが1,000件登録されている場合を想定しています。

操作ログのデータフォルダ

操作ログ

削除するまで保存されます。

容量の上限はありません。

日数×接続するコンピュータの台数×1.5メガバイトを目安に、保管先のフォルダを用意してください。

各データフォルダの空き容量が少なくなっている場合は、空き容量に応じてイベントが出力されたり、自動でJP1/IT Desktop Managementの機能の一部が停止されたりします。機能が停止された場合は、出力されたイベントに従って対処したあとで、サイトサーバのサービス(JP1_ITDM_Remote Site Service)を開始してください。

出力されるイベントのイベント番号および機能が停止された場合の影響を、データフォルダごとに次の表に示します。

データフォルダ

イベントの出力および機能の停止の条件

出力されるイベントのイベント番号

機能が停止された場合の影響

データベースフォルダ

空き容量が94%を超える

1092

停止する機能はないため影響はありません。

空き容量が99%を超える

1093

取得した操作ログがサイトサーバに格納されなくなります。

データフォルダ

空き容量が5ギガバイト未満になる

1094

停止する機能はないため影響はありません。

空き容量が2ギガバイト未満になる

1095

管理用サーバに登録されたパッケージがサイトサーバに格納されなくなります。

操作ログのデータフォルダ

空き容量が(A×B×C)メガバイト未満になる

  • A:14(日数)

  • B:管理対象のコンピュータの台数

  • C:2(メガバイト)

1090

停止する機能はないため影響はありません。

空き容量が(A×B×C)メガバイト未満になる

  • A:1(日数)

  • B:管理対象のコンピュータの台数

  • C:2(メガバイト)

1091

取得した操作ログがサイトサーバに格納されなくなります。

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