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JP1 Version 10 JP1/IT Desktop Management 導入・設計ガイド


4.5.3 マルチサーバ構成システムの管理用サーバおよびデータベースサーバに必要なディスクの最大容量

マルチサーバ構成システムの管理用サーバおよびデータベースサーバのデータフォルダに必要な、ディスクの最大容量について説明します。

管理用サーバで必要なディスクの最大容量

この表に記載してある以外に、運用のために作業用として使用する、「ローカルデータフォルダ」用として1ギガバイトの空き容量を用意することを推奨します。また、JP1/IT Desktop Managementは次の表に記載してある以外にもさまざまな情報を保持していますが、比較的容量が小さいため、見積もりの際にはあまり影響はありません。

データフォルダ

保存されるデータ

保存期間

最大容量

データフォルダ

配布機能で使用されるパッケージ

削除するまで保存されます。

約10ギガバイト

10メガバイトのパッケージが1,000件登録されている場合を想定しています。

データベースサーバで必要なディスクの最大容量

この表に記載してある以外に、運用のために作業用として使用する、「ローカルデータフォルダ」用として1ギガバイトの空き容量を用意することを推奨します。また、JP1/IT Desktop Managementは次の表に記載してある以外にもさまざまな情報を保持していますが、比較的容量が小さいため、見積もりの際にはあまり影響はありません。

データフォルダ

保存されるデータ

保存期間

最大容量

データベースフォルダ

次に示す、管理用サーバで使用する情報

  • セキュリティポリシー

  • グループ

  • エージェント設定

削除するまで保存されます。

2.0ギガバイト

次に示す資産情報

  • ハードウェア資産情報

  • 管理ソフトウェア情報

  • ソフトウェアライセンス情報

  • 契約情報

削除するまで保存されます。

25ギガバイト

実際は、登録した件数だけ容量が増えるため、25ギガバイトを超えることがあります。

また、次の情報を登録していることを想定しています。各情報には、追加管理項目がないこと、およびサイズの大きなファイルを多数登録していないことを想定しています。サイズの大きなファイルを多数登録して管理する場合は、十分な容量を別途確保してください。

  • ハードウェア資産情報100,000件

  • 管理ソフトウェア情報500件

  • ソフトウェアライセンス情報500件

  • 契約情報500件

管理対象の機器の機器情報

削除するまで保存されます。

50ギガバイト

管理対象の機器が50,000台の場合を想定しています。

変更履歴

最大容量に達するまで保存されます。超過したら、古い変更履歴から削除されます。

約15ギガバイト

管理対象の機器の台数が50,000台の場合で、管理対象の機器1台当たりの1日に発生する機器情報の変更が、次の件数の合計値であることを想定しています。

  • 通常運用で発生する変更の件数:14件

  • 不正な変更の件数:0.1件(管理対象の機器のうち10%の機器で1件発生)

イベント

最大容量に達するまで保存されます。超過したら、古いイベントから削除されます。

(250×所有ライセンス数50,000 + 10,000)×1.5 キロバイト=約18ギガバイト

次の場合を想定しています。

  • 管理対象の機器1台当たり、1日に発生するイベントが250件

  • 所有ライセンス数(管理対象の機器)が50,000台

  • 管理対象の機器の台数に関係なく1日に発生するイベントが10,000件

  • イベント1件当たりの容量が1.5キロバイト

保存期間として指定した期間分のレポート

指定した1〜10年の範囲で保存されます。

50ギガバイト

レポートを10年間保存した場合を想定しています。

データフォルダ

配布機能で使用されるパッケージ

削除するまで保存されます。

約10ギガバイト

10メガバイトのパッケージが1,000件登録されている場合を想定しています。

変更履歴の出力先フォルダ

保存用の変更履歴

保存用の変更履歴の出力設定をしている場合に、保存用の変更履歴がCSVファイル形式で定期的に出力されます。

約50ギガバイト

管理対象の機器の台数が50,000台で、保存用の変更履歴を5年間出力した場合を想定しています。

関連リンク