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JP1 Version 10 JP1/IT Desktop Management 導入・設計ガイド


4.4.3 エージェントレス構成

管理対象となるコンピュータにエージェントを導入して管理するだけでなく、エージェントを導入しないでコンピュータを管理することもできます。エージェントレスのコンピュータを配置した構成をエージェントレス構成といいます。エージェントレス構成を次の図に示します。

[図データ]

この図のシステム構成では、エージェントレスのコンピュータだけで構成されていますが、エージェントレスのコンピュータとエージェント導入済みのコンピュータが混在した構成にすることもできます。

エージェントレス構成の前提条件について説明します。

また、エージェントレスのコンピュータを管理するためには、次の設定が必要です。

注※ Windowsファイアウォールが有効の場合でも、TCP(ポート番号:445)を許可しておくと条件が満たされます。また、管理用サーバで、Windowsの管理共有を使用して対象のコンピュータにログオンするための情報が、ネットワークの探索の認証情報として設定されている必要もあります。ただし、OSがWindows 7、Windows Vista、またはWindows Server 2008の場合は、UAC(ユーザーアカウント制御)の認証なしにログオンできるようにしておく必要があります。

注意事項

エージェントレスのコンピュータの場合、エージェントを導入したコンピュータと比較して、機能差異があります。機能差異については、「(1) 管理形態による機能差異」を参照してください。