JP1/Script(Windows(R)用)
- 機能
- テキスト形式ファイルをオープンします。
- JP1/Script 07-50以降では,ラージファイルが使用できます。
- 形式
TextOpen ( FilePath 〔, Mode〕 )
- 指定項目
- FilePath
- テキスト形式ファイル名のフルパスを文字列,または値を格納した変数名で指定します。
- ファイル名の拡張子が省略された場合,自動的に拡張子(.TXT)を付加します。ただし,ファイル名の末尾が拡張子のピリオド( . )である場合,JP1/Script 06-00以降では,拡張子のないファイル名とみなします。
- Mode
- ファイルオープン時の動作を指定します。
- この値は次のどれかになります。
値 |
意味 |
Create |
ファイルを無条件に作成 |
ReadOnly |
ファイルを読み込みモードでオープン |
WriteOnly |
ファイルを書き込みモードでオープン |
ReadWrite |
ファイルを読み書きモードでオープン |
- ModeにReadOnlyを指定した場合は共用モードで,Cretate,WriteOnly,およびReadWriteを指定した場合は排他モードでオープンします。
- この値は省略できます。省略した場合,Createを仮定します。
- 説明
- 指定されたテキスト形式ファイルをオープンします。コマンドが正常に実行された場合はファイル識別子を,エラーが発生した場合は0を,コマンドの実行結果として返します。
- またコマンドが正常に実行された場合は,現在の読み書き開始位置は先頭の0になります。
- 補足
- Windows Vista以降のOSで,環境変数ProgramFiles(通常はシステムドライブのProgram Filesフォルダ),またはWinDir(通常はシステムドライブのWindowsフォルダ)に設定されているフォルダ下のファイルを指定する場合,注意が必要です。詳細は,「1.8.3 コマンドの動作」を参照してください。
- テキスト形式ファイルを新規に作成する場合に,アクセス権限を設定できます。設定するアクセス権限は,あらかじめ次に示すレジストリキーに設定しておいてください。
- 〔レジストリキー〕
- HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Hitachi\JP1/Script\SPTX\Option
- 〔値名〕
- SecurityAttributesSucceed
- 〔値のデータタイプ〕
- REG_DWORD
- 〔値〕
- 0:設定しない
- 1:「上位フォルダのアクセス権を継承する」を設定する。
- 2:「Everyone:フルコントロール」を設定する。
- 値が設定されていない場合や上記以外の値が設定された場合は,デフォルトの0を仮定します。
- 〔設定が有効になるタイミング〕
- スクリプトファイルの次回実行時
- 例
' Loging.txtを読み込み,その内容をダイアログボックスに表示する。
Dim file1
file1 = TextOpen ( _BIN_+"Loging.txt" ,ReadOnly )
If file1 = 0 Then
MessageBox ( _BIN_+"Loging.txtのオープンに失敗" ,OK )
Else
Dim buff1
If TextRead ( file1 ,buff1 ) Then
MessageBox ( buff1,OK )
End
TextClose ( file1 )
End
- 対象バージョン
- JP1/Script 05-00以降
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