JP1/Script(Windows(R)用)

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3.6.1 Scriptメニューエディタウィンドウとメニュー

メニューエディタは,作成したスクリプトファイルに対応した画面(メニューフォーム)を作成するためのプログラムです。メニューエディタで作成した画面(メニューフォーム)は,メニュー情報ファイルとして保存されます。作成した画面(メニューフォーム)はMenuコマンドを使用して表示させます。Menuコマンドの詳細は「8.7.1 Menu (ユーザ定義のメニューを表示する)」を参照してください。

ここでは,メニューエディタを起動すると表示されるScriptメニューエディタウィンドウについて説明します。また,メニューエディタの機能をメニューごとに説明します。

<この項の構成>
(1) Scriptメニューエディタウィンドウ
(2) Scriptメニューエディタウィンドウのメニュー

(1) Scriptメニューエディタウィンドウ

Scriptメニューエディタウィンドウ,およびウィンドウの各部の名称を,図3-6に示します。

図3-6 Scriptメニューエディタウィンドウ

[図データ]

(a) ツールバー

ツールバーには,メニューバーから選択できるコマンドの中から,頻繁に使用するコマンドだけをボタンの形で表示しています。ボタンをマウスでクリックするだけで,該当するコマンドを実行できます。表示メニューによって非表示にすることもできます。

Scriptメニューエディタウィンドウのツールバーには,次のコマンドのボタンが表示されます。

[新規作成]ボタン
メニュー情報ファイルを新規に作成します。
[開く]ボタン
メニュー情報ファイルを開きます。
[保存]ボタン
メニュー情報ファイルを保存します。
[メニューフォームの印刷]ボタン
メニューフォームの定義内容を印刷します。
[終了]ボタン
メニューエディタを終了します。
[メニューフォームの新規作成]ボタン
メニューフォームを新規に作成します。
[元に戻す]ボタン
直前の操作を無効にします。
[やり直し]ボタン
直前の操作をやり直します。
[切り抜き]ボタン
選択したコントロールをクリップボードに切り抜きます。
[コピー]ボタン
選択したコントロールをクリップボードにコピーします。
[貼り付け]ボタン
クリップボードのコントロールをメニューフォームに貼り付けます。
[すべて選択]ボタン
メニューフォームに記述されているコントロールをすべて選択します。
[左寄せ配置]ボタン
コントロールを,基準となるコントロールの左端にそろえます。
[右寄せ配置]ボタン
コントロールを,基準となるコントロールの右端にそろえます。
[上寄せ配置]ボタン
コントロールを,基準となるコントロールの上端にそろえます。
[下寄せ配置]ボタン
コントロールを,基準となるコントロールの下端にそろえます。
[左右均等配置]ボタン
コントロールを左右のスペースが均等になるように配置します。
[上下均等配置]ボタン
コントロールを上下のスペースが均等になるように配置します。
[上下中央配置]ボタン
コントロールを,メニューフォーム内で垂直方向の中央に配置します。
[左右中央配置]ボタン
コントロールを,メニューフォーム内で水平方向の中央に配置します。
[幅を合わせる]ボタン
コントロールをほかのコントロールの幅に合わせます。
[高さを合わせる]ボタン
コントロールをほかのコントロールの高さに合わせます。
[サイズを合わせる]ボタン
コントロールをほかのコントロールのサイズに合わせます。
[グリッドの設定]ボタン
グリッドを設定します。
[前面へ移動]ボタン
選択されたコントロールを前面に移動します。
[背面へ移動]ボタン
選択されたコントロールを背面に移動します。
[コマンドプロパティの設定]ボタン
コマンドのプロパティ定義を設定します。
[テスト表示]ボタン
作成した画面(メニューフォーム)をテスト表示します。
[ヘルプ]ボタン
JP1/Scriptのオンラインヘルプを表示します。
(b) ステータスバー

ステータスバーは,メニューエディタが現在実行している処理に関するメッセージや,処理終了後の状態に関するメッセージを表示するための領域です。

(c) メニューフォーム

画面を作成するシートです。ここで作成した画面の情報がメニュー情報ファイルに記述されます。

(d) メニューフォームツリービュー

メニュー情報ファイルに記述されている,すべてのメニューフォーム名をツリー形式で表示する領域です。メニューフォーム名をクリックすると,メニューフォームビューにメニューフォームが表示されます。

(e) メニューフォームビュー

メニュー情報ファイルに記述されているメニューフォームを表示する領域です。

(f) コントロールボックス

利用できるコントロールがボタンで表示されています。コントロールのボタンを選択してからメニューフォーム上にドラッグアンドドロップすると,選択したコントロールがメニューフォーム上に貼り付けられます。

コントロールボックスを,図3-7に示します。

図3-7 コントロールボックス

[図データ]

コントロールボックスの各コントロールについて,次に説明します。

[ポインタ]
コントロールを選択するとき使います。
[スタティック]
スタティック(見出し)を,メニューフォーム上に貼り付ける場合に選択します。
[ボタン]
ボタンを,メニューフォーム上に貼り付ける場合に選択します。
[ファイル参照ボタン]
ファイル参照ボタンを,メニューフォーム上に貼り付ける場合に選択します。
[エディット]
エディットを,メニューフォーム上に貼り付ける場合に選択します。
[直線]
直線を,メニューフォーム上に貼り付ける場合に選択します。
[ファンクションキー]
ファンクションキーを,メニューフォーム上に貼り付ける場合に選択します。このコントロールは,キーボードのファンクションキーと対応させるためのコントロールです。
[リスト]
リストを,メニューフォーム上に貼り付ける場合に選択します。
[コンボボックス]
コンボボックスを,メニューフォーム上に貼り付ける場合に選択します。

(2) Scriptメニューエディタウィンドウのメニュー

ここでは,Scriptメニューエディタウィンドウのメニューバーに表示されるメニュー,およびScriptメニューエディタウィンドウで表示されるポップアップメニューについて説明します。

(a) メニューバーのメニュー

メニューエディタの機能を,メニューごとに説明します。メニューエディタのメニュー一覧を表3-19に,レイアウトコマンドのカスケードメニュー一覧を表3-20に示します。

表3-19 メニューエディタのメニュー一覧

メニュー コマンド(機能) 機能概要
[ファイル] [新規作成] メニュー情報ファイルを新規に作成します。
[開く] メニュー情報ファイルを開きます。
[保存] メニュー情報ファイルを保存します。
[名前を付けて保存] 選択されているメニュー情報ファイルに別の名前を付けて保存します。
[メニューフォームの印刷] メニューフォームの定義内容を印刷します。
[終了] メニューエディタを終了します。
(メニュー情報ファイル名) 直前に保存したメニュー情報ファイル名が表示されます。
[編集] [メニューフォームの新規作成] メニューフォームを新規に作成します。
[メニューフォームのコピー] 既存のメニューフォームをクリップボードにコピーします。
[メニューフォームの貼り付け] クリップボードのメニューフォームを貼り付けます。
[メニューフォームの削除] クリップボードのメニューフォームを削除します。
[元に戻す] 編集する直前の状態に戻します。
[やり直し] 直前の操作をやり直します。
[切り抜き] 選択したコントロールをクリップボードに切り抜きます。
[コピー] 選択したコントロールをクリップボードにコピーします。
[貼り付け] クリップボードのコントロールをメニューフォーム上に貼り付けます。
[すべて選択] メニューフォーム上に記述されているすべてのコントロールを選択します。
[削除] 選択したコントロールを削除します。
[一括変更] 選択したコントロールの属性を一括して変更します。
[レイアウト] メニューフォームに貼り付けたコントロールのレイアウトを整えます。また,[レイアウト]コマンドの下には,カスケードメニューが表示されます。カスケードメニューについては,表3-20を参照してください。
[表示] [ツールバー] ツールバーの表示・非表示を切り替えます。
[ステータスバー] ステータスバーの表示・非表示を切り替えます。
[コントロールボックス] コントロールボックスの表示・非表示を切り替えます。
[プロパティ] プロパティダイアログの表示・非表示を切り替えます。
[コマンドプロパティ] コマンドプロパティダイアログの表示・非表示を切り替えます。
[ツール] [コマンドプロパティの設定] コマンドのプロパティを定義します。
[テスト表示] 作成した画面(メニューフォーム)をテスト表示します。
[ヘルプ] [目次] JP1/Scriptオンラインヘルプの目次を表示します。
[キーワードで検索] JP1/Scriptオンラインヘルプのキーワード一覧を表示します。
[ヘルプの使い方] オンラインヘルプの使い方を表示します。
[バージョン情報] JP1/Scriptメニューエディタのバージョン情報を表示します。

表3-20 レイアウトコマンドのカスケードメニュー一覧

カスケードメニュー コマンド(機能) 機能概要
[整列] [左端] コントロールを,基準となるコントロールの左端にそろえます。
[右端] コントロールを,基準となるコントロールの右端にそろえます。
[上端] コントロールを,基準となるコントロールの上端にそろえます。
[下端] コントロールを,基準となるコントロールの下端にそろえます。
[上下中央] コントロールを,基準となるコントロールの垂直方向の中央に配置します。
[左右中央] コントロールを,基準となるコントロールの水平方向の中央に配置します。
[スペースの均等化] [左右方向] コントロールを,左右のスペースが均等になるように配置します。
[上下方向] コントロールを,上下のスペースが均等になるように配置します。
[メニューフォーム内での整列] [上下中央] コントロールを,メニューフォーム上で垂直方向の中央に配置します。
[左右中央] コントロールを,メニューフォーム上で水平方向の中央に配置します。
[同じサイズに設定] [幅] コントロールを,ほかのコントロールの幅に合わせます。
[高さ] コントロールを,ほかのコントロールの高さに合わせます。
[幅と高さ] コントロールを,ほかのコントロールのサイズに合わせます。
[テキストへのサイズ合わせ] コントロールをテキストのサイズに合わせます。
[グリッドの設定] グリッドを設定します。
[タブオーダの設定] タブオーダを設定します。
[前面へ移動] 選択したコントロールを前面に移動します。
[背面へ移動] 選択したコントロールを背面に移動します。
(b) ポップアップメニュー

Scriptメニューエディタウィンドウのメニューフォームビューでマウスの右ボタンをクリックすると,ポップアップメニューが表示されます。Scriptメニューエディタウィンドウで表示されるポップアップメニューを表3-21に示します。

表3-21 ポップアップメニュー一覧

ポップアップメニュー 機能概要
[新規作成] メニュー情報ファイルを新規に作成します。
[開く] 既存のメニュー情報ファイルを開きます。
[保存] メニュー情報ファイルを上書き保存します。
[メニューフォームの印刷] メニューフォームの定義内容を印刷します。
[メニューフォームのコピー] 既存のメニューフォームをクリップボードにコピーします。
[メニューフォームの貼り付け] クリップボードのメニューフォームを貼り付けます。
[メニューフォームの削除] 既存のメニューフォームを削除します。
[元に戻す] 編集する直前の状態に戻します。
[やり直し] 直前の操作をやり直します。
[切り抜き] 選択したコントロールを切り抜きます。
[コピー] 選択したコントロールをクリップボードにコピーします。
[貼り付け] クリップボードのコントロールをメニューフォーム上に貼り付けます。
[すべて選択] メニューフォーム上に記述されているコントロールすべてを選択します。
[削除] 選択したコントロールを削除します。
[一括変更] 選択したコントロールの属性を一括して変更します。
[レイアウト] メニューフォームに貼り付けたコントロールのレイアウトを整えます。また,[レイアウト]コマンドの下には,カスケードメニューが表示されます。カスケードメニューについては,表3-20を参照してください。
[コマンドプロパティの設定] コマンドのプロパティを定義します。
[テスト表示] 作成した画面(メニューフォーム)をテスト表示します。
[プロパティ] 選択したコントロールのプロパティダイアログを表示します。