JP1/Scriptでは,Windows Server 2003ターミナルサービス,またはWindows Server 2008ターミナルサービス上でJP1/Scriptを使用できます。管理者以外のユーザでリモートセッションからログインしてJP1/Scriptを操作する場合,ログインするユーザに「グローバルオブジェクトの作成」の権利をOSのセキュリティの設定で割り当ててください。また,ターミナルサービス環境でJP1/Scriptを使用する場合は,次の点に注意してご使用ください。
- Scriptランチャはターミナルサーバ側のプライマリセッションでだけ起動でき,ターミナルクライアント側のリモートセッションでは起動できません。なお,JP1/Scriptサービスは両セッションでサービスの開始/停止ができます。
- 自動起動に登録されたスクリプトファイルは起動のタイプにかかわらず,ターミナルサーバ側のプライマリセッションで起動されます。
- NetExecコマンドから呼び出す実行ファイルをターミナルクライアント側のリモートセッションで起動する場合は,Scriptランチャサービスを使用してください。Scriptランチャサービスについては,「1.7(6) Scriptランチャサービスについて」を参照してください。
- 注意
- ターミナルクライアント側のリモートセッションからはBeepコマンドを使用しないでください。「0005:アクセスは拒否されました。ファイルの属性又はセキュリティを見直してください」などのエラーになります。
- 補足
- RemoteAppを利用すると,ターミナル・サーバ上にインストールされているJP1/Scriptのプログラムのうち,特定のプログラムだけを利用者に公開できます。
- RemoteApp経由で起動したプログラムは,リモートのサーバ上で動作しているため,予約変数などはリモートのサーバ上の内容です。また,各操作コマンドもリモートのサーバ上で動作します。クライアント上で起動したプログラムと同じようにデスクトップに表示されるため,混同しないように注意してください。
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