10.1.1 ユーザー応答機能使用時の障害対応
応答要求メッセージに対してはJP1/IM - Viewから応答します。ただし,次のケースではJP1/IM - Viewから応答を入力できません。
項番 |
ケース |
ユーザーへの通知 |
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1 |
JP1/IMから応答を入力した際にJP1/Advanced Shell側でエラーとなり,JP1/IM側で応答の成功/失敗が不明な場合 |
電文不正メッセージなど。 |
2 |
滞留する応答待ちイベントが2,000件を超えて,応答待ちイベントの滞留が解除される場合 |
JP1/IM - ViewにKAVB0551-Eが表示される。 |
3 |
通信障害などでJP1/IMが使用できない場合 |
JP1/IM - Viewが使用できない状態。 |
応答要求メッセージは,JP1/Advanced Shellがインストールされているマシン上の共有メモリ上で管理しているため,JP1/Advanced Shellの管理者は,次のコマンドで応答要求メッセージの状況確認や応答ができます。
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応答待ち状態にある応答要求メッセージの一覧表示
adshlsmsgコマンドを使用して,運用者からの応答待ち状態にある応答要求メッセージの一覧を表示できます。詳細については,「8.3 シェル運用コマンド」の「adshlsmsgコマンド(障害発生時に,応答要求メッセージの一覧を表示する)」を参照してください。
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応答待ち状態にある応答要求メッセージに対する手動応答とキャンセル
adshchmsgコマンドを使用して,運用者からの応答待ち状態にある応答要求メッセージに対して応答を入力またはキャンセルできます。詳細については,「8.3 シェル運用コマンド」の「adshchmsgコマンド(障害発生時に,応答要求メッセージに対して手動で応答する)」を参照してください。