JP1/Power Monitor
形式
jaomchecs[-mチェック開始年月日[-チェック終了年月日]] 運転スケジュール定義ファイル名 > 出力先ファイル名
機能
jaomchecsコマンドは,運転スケジュール定義ファイルで設定した内容について,文法および内容の妥当性をチェックするコマンドです。文法チェックは,ファイル全体が対象になりますが,内容のチェックは,-mオプションで指定した範囲だけが対象になります。文法チェックで誤りがあった場合は,内容のチェックは実施されません。内容のチェック結果は,-mオプションで指定した範囲について標準出力ファイルに出力できます。この出力結果で,定義情報が実際の運用日時と合っているか確認できます。誤りを検出した場合は,標準エラー出力ファイルにエラー情報を出力します。
実行権限
なし
格納先ディレクトリ
/usr/bin/jp1_aom/
引数
-mチェック開始年月日[-チェック終了年月日]
チェックの対象とする期間を指定します。「-チェック終了年月日」を省略した場合は,「チェック開始年月日」に指定した日のスケジュールだけをチェックします。
チェック開始年月日およびチェック終了年月日は,それぞれ次の形式で指定します。
年,または月を省略した場合,次の値を取ります。
年,月,日には,それぞれ2バイト以内の数値を指定します。年には,00〜36の数値が指定できます。それぞれの数値は2000年から2036年を表します。
-mオプションを省略してコマンドを実行すると,次のようなチェックが実行されます。
ただし,2036年1月2日以降にコマンドを実行する場合,このオプションを省略できません。
運転スケジュール定義ファイル名
チェックしたい運転スケジュール定義ファイル名を指定します。
出力先ファイル名
チェックした運転スケジュール定義ファイルのチェック結果を出力するファイル名を指定します。指定しなかった場合,標準出力ファイルに出力します。
注意事項
運転スケジュール定義ファイルの内容がコメントだけまたは空白だけの場合は,エラーメッセージを出力します。
戻り値
0(正常終了) | 運転スケジュール定義ファイルに誤りはありませんでした。 |
0以外 | エラーが発生しました。 |
使用例
運転スケジュール定義ファイル「/usr/schedule.file」に設定した内容について,文法および内容の妥当性のチェックをします。指定範囲は,2000年7月23日から2000年8月10日までです。チェック結果を,ファイル「/tmp/schedule」に出力します。
jaomchecs -m00/7/23-00/8/10 /usr/schedule>/tmp/schedule
出力例
運転スケジュール定義ファイル「/usr/schedule.file」の設定例と,そのファイルを使用例で示したjaomchecsコマンドでチェックした出力結果を次に示します。
運転スケジュール定義ファイルの設定例
jaomchecsコマンドの出力結果
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