JP1/Power Monitor
「7.4.1 設定が必要な項目」で説明した項目を,コマンドを使って定義します。実行系と待機系でそれぞれ作業が必要です。
クラスタシステムの実行系は,共有ディレクトリがオンラインの状態でセットアップしてください。オフライン状態でセットアップをすると,誤ったディレクトリが作成されてしまう可能性があります。オンライン状態を確認してからセットアップしてください。誤って,オフライン状態のままセットアップしてしまった場合は,まず,オフライン状態のまま,誤って作成されたディレクトリを削除します。その後,共有フォルダをオンラインにし,再度セットアップしてください。
次に,実行系と待機系それぞれでの作業を説明します。
jp1pw_setup_clusterコマンドを使用して環境設定をします。jp1pw_setup_clusterコマンドの入力形式を次に示します。
jp1pw_setup_cluster -h 論理ホスト名 [-d 共有ディレクトリ名] [-v]
-hオプションには,JP1/Baseで設定した論理ホスト名を指定します。
-dオプションは,実行系の環境設定時に指定します。このオプションには,共有ディレクトリと共有ファイルを作成する,共有ディスク上のディレクトリをフルパスで指定します。
-vオプションを指定すると,処理状況が表示されます。
コマンドを実行すると,共有ディレクトリとして,「指定したディレクトリ名/jp1_aom/」が作成され,ローカルディスクの定義ファイル(/etc/opt/jp1_aom/rpw/下のファイル)がコピーされます。
jp1pw_setup_clusterコマンドの詳細については,「15. コマンド」の「jp1pw_setup_cluster」を参照してください。
agtdef /共有ディレクトリ/jp1_aom/rpw/agt_def agtdb /共有ディレクトリ/jp1_aom/rpw/db active y timeout 60 manager
jaomajs2confset -h 論理ホスト名
以上で実行系での作業は完了です。
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