JP1/Power Monitor
ここでは,環境設定で設定する項目について説明します。実際の設定手順は,「7.3.3 環境の定義」で説明します。
実行系・待機系の切り替え時に情報を共有するために,共有ディスク上にフォルダやファイルを作成します。共有するファイルの種類,およびファイルを格納するフォルダを次の表に示します。
共有ファイルの種類 | フォルダ名 |
---|---|
ログファイル | 共有フォルダ名\JP1POWERMONITOR\log |
定義ファイル | 共有フォルダ名\JP1POWERMONITOR\PWROOT |
フォルダは論理ホストごとに割り当ててください。論理ホストが異なる場合は,必ず別のフォルダを割り当ててください。論理ホストごとに割り当てたフォルダの下位に,共有するフォルダ,ファイルを作成します。
共有ディスクのフォルダ構成例を次に示します。
T:\JP1POWERMONITOR\log T:\JP1POWERMONITOR\PWROOT
JP1/Power Monitor,JP1/Base,JP1/AJS3,およびJP1/IM - Manager,論理ホストごとの情報を共通定義情報としてローカルディスク上に持っています。同じ論理ホストの共通定義情報は,各サーバで同じ内容にしておく必要があります。
論理ホスト対応のサービスを登録します。サービスは,次の名称で登録されます。
論理ホスト用のリモート電源マネージャー画面を起動するアイコンを作成し,スタートメニューに登録します。アイコンは,[スタート]−[プログラム]−[JP1_Power Monitor]に,「リモート電源マネージャー 論理ホスト名」という名称で登録されます。
JP1/AJS3とJP1/Power Monitorを同じ論理ホスト上で運用する場合は,JP1/AJS3のリモート電源制御ジョブからの要求を同じ論理ホスト上のJP1/Power Monitorが受け取れるように設定します。
jpw_def_set -eyコマンドを実行することで,JP1/AJS3のリモート電源制御ジョブからの要求を同じ論理ホスト上のJP1/Power Monitorが受け取れるようになります。なお,jpw_def_set -enを実行すると,JP1/AJS3のリモート電源制御ジョブからの要求は,実行系の物理ホスト上のJP1/Power Monitorが受け取ります。これは,06-01以前のJP1/Power Monitorの動作と同じ動作です。JP1/Power Monitorをインストールした直後の設定(jpw_def_setコマンドを実行していない状態)では,06-01以前と同じ動作をするようになっています。jpw_def_setコマンドの詳細については,「15. コマンド」の「jpw_def_set」を参照してください。
Copyright (C) 2012, Hitachi, Ltd.
Copyright (C) 2012, Hitachi Solutions, Ltd.