JP1/Power Monitor

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6.1.13 動作を確認する

設定が終了したあと,次のコマンドを実行して,正しく動作することを確認してください。

<この項の構成>
(1) ホストを再起動する
(2) ホストをシングルユーザーモードに変更する
(3) JP1/Power Monitorでホストを自動的に起動する

(1) ホストを再起動する

  1. JP1/Power Monitorデーモンを起動する。
    jaomstart
  2. JP1/Power Monitorを使ってホストを再起動できることを確認する。
    jaomchang -f now -b r

(2) ホストをシングルユーザーモードに変更する

ホストのOSがSolarisの場合は,シングルユーザーモードに切り替えられません。

  1. JP1/Power Monitorデーモンを起動する。
    jaomstart
  2. JP1/Power Monitorを使ってホストをシングルユーザーモードに変更する。
    jaomchang -f now -b n

(3) JP1/Power Monitorでホストを自動的に起動する

  1. JP1/Power Monitorを起動する。
    jaomstart
  2. JP1/Power Monitorで次回電源投入時刻に任意の時刻を設定する。
    jaomchang -n MM/DD.HH:MM 
    注※ MM/DD.HH:MMは任意の日時
  3. JP1/Power Monitorに次回電源投入時刻が正しく設定されたことを確認する。
    jaomshowi
  4. JP1/Power Monitorを使用してホストを終了する。
    jaomchang -f now
  5. 次のことを確認する。
    • ホストのOSがシャットダウンされる
    • ホストの電源がオフになる
    • jaomchangコマンドの -nオプションで指定した時刻にホストが起動する
      注意
      AIXホストでjaomchangコマンドを使用してシングルユーザーモードに移行する場合,次のことに注意してください。
      • シングルユーザー環境に移行しますが,ログイン後のランレベルは「2」になります。
      • システムから自動起動する,またはシステム権限で動作するユーザープログラムおよびその他の常駐アプリケーションは,OSの停止スクリプト(/etc/rc.shutdown)などで自動停止するように設定していなければ,シングルユーザー環境に移行した後も継続して動作します。
      これは,シングルユーザー環境に移行する際のシャットダウン処理で,システムから起動されるJP1/Power Monitorのプロセスと同じプロセスグループであるプロセスを停止しないという,AIXの動作によるものです。そのため,システムから自動起動する,またはシステム権限で動作するユーザープログラムおよびその他の常駐アプリケーションの中で,シングルユーザー環境に移行したときに停止する必要があるユーザープログラムおよびアプリケーションがある場合は,シングルユーザー環境への移行前に手動停止するか,OSの停止スクリプト(/etc/rc.shutdown)などで自動停止するように設定してください