JP1/Power Monitor
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表2-2のスケジュールに従って,ホストを起動・終了する日時を設定します。ここでは,エディターを使って設定します。手順を次に示します。
- 自動起動用シェルスクリプトファイル「/usr/lib/jp1_aom/startup」をviなどのエディターで開く。
次のような,自動起動用シェルスクリプトファイルの内容が表示されます。
![[図データ]](FIGURE/ZU020700.GIF)
- 「LANG=」の前の「: #」を削除する。
コメントとして記述されていた「: #」の行を,OSから呼び出せるように設定します。
- 「LANG=」の部分に,イベントを解釈するときに使用する言語種別を設定する。
ここでは「ja_JP.SJIS」を設定します。
- 「/usr/lib/jp1_aom/conf」の部分を,使用する構成定義ファイル名に書き換える。
ここでは,標準構成定義ファイルをそのまま使うので,「/usr/lib/jp1_aom/conf」のままとします。
- 書き換えた内容を保存して,エディターを終了する。
- 構成定義ファイル「/usr/lib/jp1_aom/conf」をviなどのエディターで開く。
構成定義ファイルで次のようにパラメーターを設定します。
![[図データ]](FIGURE/ZU020800.GIF)
schedule_fileパラメーターには,運転スケジュール定義ファイル「/usr/lib/jp1_aom/sch」を指定します。aom_start_rcパラメーターには,APC社製無停電電源装置を制御するapc_start_resetコマンドを指定します。なお,APC社製の無停電電源装置を制御する場合,alt_shutdown.apc.modelなどのサンプルファイルをリネームして,/usr/lib/ja1_aom/ディレクトリに格納しておく必要があります。
また,JP1/AJS3と連携して運用するので,restrict_ajs_exec_jobパラメーターには,「y」を指定します。
- 書き換えた内容を保存して,エディターを終了する。
これで,構成定義ファイルの設定が完了します。
- jaomcheccコマンドを実行する。
構成定義ファイルで設定した情報の妥当性をチェックします。次のようにコマンドを実行します。構成定義ファイルで設定した情報に誤りがあった場合,標準エラー出力ファイルにエラー情報が出力されます。
jaomchecc /usr/lib/jp1_aom/conf
- 運転スケジュール定義ファイル「/usr/lib/jp1_aom/sch」をviなどのエディターで開く。
運転スケジュール定義ファイルで次のようにパラメーターを設定します。
![[図データ]](FIGURE/ZU020900.GIF)
火曜日から木曜日は,同じスケジュールでホストを運用するので,まとめて設定します。土曜日と日曜日は,運休日なので,「電源投入」の個所に「holiday」と設定します。
構成定義ファイル名の位置には何も指定しません。これは,この設定例では,自動起動用シェルスクリプトファイルに設定した構成定義ファイル(/usr/lib/jp1_aom/conf)を使って運用するためです。
- 書き換えた内容を保存して,エディターを終了する。
- ホストまたはJP1/Power Monitorを再起動する。
これで,スケジュールの設定は完了です。
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