JP1/Power Monitor
LANまたはWANで接続された他ホストを自動的に起動・終了できます。ホストの起動・終了を制御するホストを「マネージャーホスト」,制御されるホストを「エージェントホスト」と呼びます。エージェントホストを起動・終了する場合,コマンドやマネージャーホストのGUIで,ホストを起動・終了するスケジュールやホストの電源の状態を確認できます。
マネージャーホストは,次の二つの方法のどちらかを使って,エージェントホストを起動・終了します。
マネージャーホストでエージェントホストを起動・終了する場合,マネージャーホストで,次の表に示すサービスまたはデーモンを起動させておく必要があります。
表1-1 マネージャーホストで起動させておくサービスまたはデーモン
ホストのOS | サービスまたはデーモン |
---|---|
Windows | |
UNIX |
|
※マネージャホストとエージェントホストの通信でJP1/Baseイベントサービスに接続して,JP1イベントを使用しますので,必ず起動が必要です。
また,エージェントホストのJP1/Power Monitorを制御してホストを終了する場合,エージェントホストで,次の表に示すサービスまたはデーモンを起動させておく必要があります。
表1-2 エージェントホストで起動させておくサービスまたはデーモン
ホストのOS | サービスまたはデーモン |
---|---|
Windows |
|
UNIX |
|
※マネージャホストとエージェントホストの通信でJP1/Baseイベントサービスに接続して,JP1イベントを使用しますので,必ず起動が必要です。
エージェントホストに接続されている電源制御装置を直接制御してエージェントホストを起動・終了する場合は,エージェントホストでサービスまたはデーモンが起動しているかどうかに関係なく,起動・終了が実行されます。
次に,エージェントホストを終了させる二つの方法について説明します。
通常,ホストを終了する場合は,この方法を使います。具体的には,次のような処理をする場合,この方法でホストを制御します。それぞれの終了方法の違いについては,「1.2.4 いろいろな方法でホストを終了できます」を参照してください。
この方法でエージェントホストを起動・終了する処理の流れを次の図に示します。なお,エージェントホストの電源は電源制御装置から供給されています。
図1-3 エージェントホストのJP1/Power Monitorを制御してホストを終了する流れ
エージェントホストの電源をオンにしたい場合,およびエージェントホストを終了させたいがハングアップなどのため(1)の方法が使えない場合に,この方法を使用します。具体的には,次のような処理をする場合,この方法でホストを制御します。
この方法でエージェントホストの電源をオン・オフする処理の流れを次の図に示します。なお,エージェントホストの電源は電源制御装置から供給されています。
図1-4 エージェントホストに接続されている電源制御装置を直接制御してホストの電源をオン・オフする流れ
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