JP1/Automatic Job Management System 3 - SOA Option Webシステム呼び出し機能編
標準WSジョブの実行がエラーになった場合,次の事項が原因と考えられます。
各原因の確認方法と対処方法について説明します。
エラーメッセージ「KNAW9206-E WSプログラムの例外を検出しました。」が出力された場合,WSコネクターが異常終了しています。次のように対処してください。
トラブルシュート資料を採取したあと,システム管理者に連絡してください。
標準WSジョブが終了コード182で終了し,エラーメッセージ「KNAW8101-E コントローラーが開始していないため,WSジョブを実行できません。または,コントローラーとの通信でエラーが発生しました。(エラー情報=20000050,00002740)」が出力された場合,システム全体で使用できるソケットポートが枯渇しているおそれがあります。
netstat -aコマンドを実行してシステムのソケットの状態を調べて,TIME_WAIT状態のソケットが多数あるかどうかを確認します。TIME_WAIT状態のソケットが多数ある場合は,一時的に空いているソケットポートが不足しているおそれがあります。通信エラーメッセージが出力される場合は,ソケット接続できないため,標準WSジョブの実行や標準WSジョブの状態確認に失敗しているおそれがあります。このような場合は,TIME_WAIT状態のソケットが少なくなってから,標準WSジョブを再実行してください。
なお,Windowsが管理するTIME_WAITポートの回復時間を早めることで,通信エラーを抑止する方法もあります。TIME_WAITポートの回復時間を早める手順を次に示します。
C:\> regedt32.exe
\\HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Services\Tcpip\Parameters
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