2.3.9 changeStartTimeメソッド
(1) 説明
指定された実行登録済みのジョブネットの実行開始予定日時を一時的に変更します(変更した内容で実行したあとは,ジョブネットに定義されたスケジュールに従って実行します)。
実行開始予定日時を一時的に変更できるジョブネットの詳細については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 導入ガイド」のジョブネットの実行日時の一時変更について記載している個所を参照してください。
(2) 形式
public void changeStartTime( java.lang.String manager, java.lang.String serviceName, java.lang.String unitName, java.lang.String execID, ChangeStartTimeType kindTime, java.lang.String time, ChangePushedAheadType pushedAhead, ChangeLowerType changeLower) throws AjsCdException
(3) 実行権限
ログインしたJP1ユーザーが,ユニットに対して次に示すJP1権限レベルのどれかを与えられている必要があります。
-
JP1_AJS_Admin権限
-
JP1_AJS_Manager権限
-
JP1_AJS_Operator権限
(4) 引数
引数名 |
省略 |
説明 |
---|---|---|
manager |
不可 |
要求を依頼するJP1/AJS3 - Managerのホスト名を,1〜255バイトの文字列で指定します。loginメソッドの第1引数に指定した値と合わせてください。 |
serviceName |
不可 |
要求対象のスケジューラーサービス名を,1〜30バイトの文字列で指定します。 |
unitName |
不可 |
要求対象のジョブネット(ユニット)の完全名を,1〜930バイトの文字列で指定します。 |
execID |
不可 |
実行IDを,文字列で指定します。 指定する形式は「@[mmmm]{A〜Z}nnnn」です。 |
kindTime |
不可 |
一時的に変更する実行予定の実行開始日時を,開始日時または相対日時のどちらで指定するかを定数で指定します。 指定できる値と内容については,「付録A.1 (2)ChangeStartTimeType」を参照してください。 |
time |
不可 |
kindTimeに「ABSOLUTETIME(開始日時を指定する)」を指定した場合は,一時的に変更する実行予定の実行開始日時を,「YYYYMMDDhhmm」形式の文字列で指定します(12文字固定)。 指定できる値を次に示します。
指定する日時は,要求先JP1/AJS3 - Managerが認識する日時で指定してください。 |
kindTimeに「RELATIVETIME(相対日時を指定する)」を指定した場合は,一時的に変更する実行開始日を,一時変更の操作対象となる世代の実行予定日からの相対日時で,「{+|-} DDhhmm」形式の文字列で指定します(7文字固定)。 指定できる値を次に示します。
ただし{+|-}000000は指定できません。 |
||
pushedAhead |
可 |
ルートジョブネットの場合で,開始時間を前倒しに変更する場合に,変更前の開始時間に実行予定を追加するかどうかを定数で指定します。 指定できる値と内容については「付録A.1 (3)ChangePushedAheadType」を参照してください。 ルートジョブネット以外では本指定は無視されます。 |
changeLower |
不可 |
配下の開始日時をずらすかどうかを定数で指定します。 「SHIFT(配下の開始日時もずらす)」を指定した場合,選択したジョブネットの下にあるすべてのジョブネットの開始時間を相対的に変更できます。 「NOTSHIFT(配下の開始日時はずらさない)」を指定した場合,選択したジョブネットだけ,開始時間を変更します。指定できる値と内容については,「付録A.1 (4)ChangeLowerType」を参照してください。 |
(5) 戻り値
なし。
(6) 例外
例外が発生した場合,このメソッドは例外クラス(AjsCdException)を送出します。