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JP1 Version 10 JP1/Automatic Job Management System 3 - Software Development Kit APIリファレンス


2.3.8 addExecScheduleメソッド

〈この項の構成〉

(1) 説明

指定されたジョブネットに実行予定を追加します。

実行予定を追加できるジョブネットの詳細については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 導入ガイド」のジョブネットの実行予定の追加について記載している個所を参照してください。

(2) 形式

ルートジョブネットを指定する場合
public java.lang.String addExecSchedule(
  java.lang.String manager,
  java.lang.String serviceName,
  java.lang.String unitName,
  java.lang.String startTime,
  AjsCdMacroVariableList macro) throws AjsCdException
ネストジョブネットを指定する場合
public void addExecSchedule(
  java.lang.String manager,
  java.lang.String serviceName,
  java.lang.String unitName,
  java.lang.String execID,
  java.lang.String startTime) throws AjsCdException

(3) 実行権限

ログインしたJP1ユーザーが,ユニットに対して次に示すJP1権限レベルのどれかを与えられている必要があります。

(4) 引数

引数名

省略

説明

manager

不可

要求を依頼するJP1/AJS3 - Managerのホスト名を,1〜255バイトの文字列で指定します。loginメソッドの第1引数に指定した値と合わせてください。

serviceName

不可

要求対象のスケジューラーサービス名を,1〜30バイトの文字列で指定します。

unitName

不可

要求対象のジョブネット(ユニット)の完全名を,1〜930バイトの文字列で指定します。

execID

不可

ネストジョブネットの場合は実行IDを,文字列で指定します。

指定する形式は「@[mmmm]{A〜Z}nnnn」です。

startTime

不可

確定実行スケジュールの開始日時を,「YYYYMMDDhhmm」形式の文字列で指定します(12文字固定)。

指定できる値を次に示します。

  • YYYY:年を指定します。年に指定できる値は,1994〜2036(単位:年)です。

  • MM:月を指定します。月に指定できる値は,01〜12(単位:月)です。

  • DD:日にちを指定します。日にちに指定できる値は,01〜31(単位:日)です。

  • hh:時間を指定します。時間に指定できる値は00〜47(単位:時)です。

  • mm:分を指定します。分に指定できる値は00〜59(単位:分)です。

指定する日時は,要求先JP1/AJS3 - Managerが認識する日時で指定してください。

macro

ルートジョブネットの場合は,ルートジョブネット配下のジョブで使用しているマクロ変数に設定する情報を,マクロ変数リストクラスで指定します。

設定の詳細については,「3.5 マクロ変数リストクラス(AjsCdMacroVariableList)」を参照してください。

マクロ変数を引き継がない場合は,型を明記して「null」を指定してください。

(5) 戻り値

ルートジョブネットの場合,実行IDを「@[mmmm]{A〜Z}nnnn」の形式で返却します。

(6) 例外

例外が発生した場合,このメソッドは例外クラス(AjsCdException)を送出します。