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JP1 Version 10 JP1/Automatic Job Management System 3 - Software Development Kit APIリファレンス


2.3.10 execImmediateメソッド

〈この項の構成〉

(1) 説明

指定された実行登録済みのジョブネットの実行スケジュールを一時的に変更し,即時実行します(変更した内容で実行したあとは,ジョブネットに定義されたスケジュールに従って実行します)。

一時的に即時実行できるジョブネットの詳細については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 導入ガイド」の登録済みのジョブネットの即時実行について記載している個所を参照してください。

(2) 形式

public void execImmediate(
  java.lang.String manager,
  java.lang.String serviceName,
  java.lang.String unitName,
  java.lang.String execID,
  ChangePushedAheadType pushedAhead,
  ChangeLowerType changeLower) throws AjsCdException

(3) 実行権限

ログインしたJP1ユーザーが,ユニットに対して次に示すJP1権限レベルのどれかを与えられている必要があります。

(4) 引数

引数名

省略

説明

manager

不可

要求を依頼するJP1/AJS3 - Managerのホスト名を,1〜255バイトの文字列で指定します。loginメソッドの第1引数に指定した値と合わせてください。

serviceName

不可

要求対象のスケジューラーサービス名を,1〜30バイトの文字列で指定します。

unitName

不可

要求対象のジョブネット(ユニット)の完全名を,1〜930バイトの文字列で指定します。

execID

不可

実行IDを,文字列で指定します。

指定する形式は「@[mmmm]{A〜Z}nnnn」です。

pushedAhead

ルートジョブネットの場合で,開始時間を前倒しに変更する場合に,変更前の開始時間に実行予定を追加するかどうかを定数で指定します。

指定できる値と内容については,「付録A.1 (3)ChangePushedAheadType」を参照してください。

ルートジョブネット以外では本指定は無視されます。

changeLower

不可

配下の開始日時をずらすかどうかを定数で指定します。

「SHIFT(配下の開始日時もずらす)」を指定した場合,選択したジョブネットの下にあるすべてのジョブネットの開始時間を相対的に変更できます。

「NOTSHIFT(配下の開始日時はずらさない)」を指定した場合,選択したジョブネットだけ,開始時間を変更します。

指定できる値と内容については,「付録A.1 (4)ChangeLowerType」を参照してください。

(5) 戻り値

なし。

(6) 例外

例外が発生した場合,このメソッドは例外クラス(AjsCdException)を送出します。