2.5.4 デスクトップヒープ領域が不足した場合のログオン情報の再利用の検討
同一のOSユーザーへマッピングして実行されるセッションが多数ある場合,デスクトップヒープが不足します。このような場合,ログオン情報をセッションごとに再利用することで,デスクトップヒープの使用量を節約できます。デスクトップヒープの不足が発生する場合は,ログオン情報を再利用するように設定を変更してください。デフォルトではログオン情報を再利用しません。
また,ログオン情報を再利用する場合,デスクトップヒープを共有するセッション数も同時に検討してください。デフォルトではデスクトップヒープを共有するセッション数は50セッションです。
デスクトップヒープを共有するセッション数が指定値を超えた場合,新しいデスクトップヒープ領域が割り当てられます。デスクトップヒープを共有するセッション数は,デスクトップヒープの容量に合わせて次の式を満たすように指定してください。
ログオン情報を共有するセッション数 <
非対話型プロセスに割り当てられるデスクトップヒープの容量※(キロバイト) / 10(キロバイト)
- 注※
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非対話型プロセスに割り当てられるデスクトップヒープの容量については,使用するOSのドキュメントを参照してください。
- 注意事項
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この設定を変更するとJP1/AJS3全体の動作に影響があります。
- 関連項目