付録A.4 シンボルの作成と削除
NNMでJP1/AJS3 - Managerの運用状態やジョブネット中のジョブの実行状態,JP1/AJS3 - Agentの運用状態についてシンボルを使って監視する場合は,監視を始める前に,監視元であるNNMにシンボルを作成しておく必要があります。
シンボルには,次の2種類があります。
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JP1/AJS3 - Managerの運用状態やジョブネット中のジョブの実行状態,JP1/AJS3 - Agentの運用状態を表すオブジェクトのシンボルです。
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JP1/Cm2状態通知ジョブの実行によって通知された状態を表すオブジェクトのシンボルです。
2種類のシンボルを作成する方法,シンボルを削除する方法,および各シンボルの属性について説明します。
- 〈この項の構成〉
(1) シンボルを作成する
監視先のJP1/AJS3ホストからSNMPトラップを受信している場合,[JP1AJS2]シンボルおよび[AJS2USER]シンボルは,NNMでovwコマンドを実行したときに自動生成されます(SNMPトラップはUDPプロトコルで実現されています。したがって,SNMPトラップ送受信の信頼性はUDPプロトコルに依存します)。
JP1/AJS3 - Managerをクラスタシステムで運用している場合は,一つのJP1/AJS3 - Managerホストに対して物理ホストを表す[JP1AJS2]シンボルと,論理ホストを表す[JP1AJS2]シンボルの二つが作成されます。また,JP1/Cm2状態通知ジョブを使用している場合は,[AJS2USER]シンボルが作成されます。なお,[AJS2USER]シンボルは一つのJP1/AJS3 - Managerホストに対して一つ作成されます。JP1/Cm2状態通知ジョブは,物理ホストと論理ホストにかかわらず,一つのシンボルで状態を表示します。
各シンボルを次の図に示します。なお,実行系・待機系ともに同じ構成のシンボルが表示されます。
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一方,ovwコマンドを実行したあとにSNMPトラップを受信した場合は,[JP1AJS2]シンボルおよび[AJS2USER]シンボルは自動生成されません。この場合,シンボルを手動で作成する必要があります。
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指定したホストに作成する
指定したホストにシンボルを明示的に作成できます。そのホストからSNMPトラップを受信する前でも,ノード・サブマップにシンボルが表示されます。
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すべてのホストに作成する
SNMPトラップを受信したすべてのホストにシンボルを作成できます。そのホストからSNMPトラップを受信する前は,ノード・サブマップにシンボルは表示されません。
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ovwコマンドを再度実行する
- 注意事項
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「指定したホストに作成する」方法で作成できるシンボルは,物理ホストを表す[JP1AJS2]シンボルと[AJS2USER]シンボルです。
論理ホストを表す[JP1AJS2]シンボルを作成する場合,「すべてのホストに作成する」または「ovwコマンドを再度実行する」方法で作成してください。このとき,シンボルを作成する前に,クラスタシステムで運用している実行系・待機系両ノードの論理ホストからSNMPトラップを受信している必要があります。
シンボルの作成手順を次に示します。
(a) 指定したホストに[JP1AJS2]シンボルおよび[AJS2USER]シンボルを作成する
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NNMのovwコマンドを実行する。
IP Mapが表示されます。
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シンボルを作成したいホストのシンボルをクリックする。
クリックしたシンボルが選択状態で表示されます。
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[管理]−[JP1/AJS2の管理]−[シンボルの作成]−[指定ホストに]を選択する。
手順2で選択したホストに[JP1AJS2]シンボルおよび[AJS2USER]シンボルが作成されます。
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手順2で選択したホストのシンボルをダブルクリックする。
ノード・サブマップが表示されます。
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[JP1AJS2]シンボルおよび[AJS2USER]シンボルが作成されていることを確認する。
[JP1AJS2]シンボルおよび[AJS2USER]シンボルは,作成した直後は認識不能状態を表す色で表示されます。JP1/AJS3からSNMPトラップを受信すると,シンボルは通知された状態を表す色で表示されます。[JP1AJS2]シンボルについては,「付録A.5(1) ノード・サブマップに表示される[JP1AJS2]シンボルの見方」を参照してください。[AJS2USER]シンボルについては,「付録A.6(1) ノード・サブマップに表示される[AJS2USER]シンボルの見方」を参照してください。
なお,[JP1AJS2]シンボルおよび[AJS2USER]シンボルは両方同時に作成されるため,不要なシンボルは削除してください。詳細については,「(2) シンボルを削除する」を参照してください。
(b) すべてのホストに[JP1AJS2]シンボルおよび[AJS2USER]シンボルを作成する
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NNMのovwコマンドを実行する。
IP Mapが表示されます。
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[管理]−[JP1/AJS2の管理]−[シンボルの作成]−[すべてのホストに]を選択する。
SNMPトラップを受信したすべてのホストに,受信したSNMPトラップに対応する[JP1AJS2]シンボルおよび[AJS2USER]シンボルが作成されます。この操作時点で受信していないSNMPトラップに対応するシンボルは作成されません。
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SNMPトラップを受信したホストのシンボルをダブルクリックする。
ノード・サブマップが表示されます。
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[JP1AJS2]シンボルおよび[AJS2USER]シンボルが作成されていることを確認する。
[JP1AJS2]シンボルおよび[AJS2USER]シンボルは,通知された状態を表す色で表示されます。[JP1AJS2]シンボルについては,「付録A.5(1) ノード・サブマップに表示される[JP1AJS2]シンボルの見方」を参照してください。[AJS2USER]シンボルについては,「付録A.6(1) ノード・サブマップに表示される[AJS2USER]シンボルの見方」を参照してください。
- 注意事項
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SNMPトラップを受信していないホストにはシンボルは作成されません。例を挙げて説明します。
図A‒6 [すべてのホストに]メニューコマンドの実行例 この例では,監視元ホストはhostAおよびhostBからのSNMPトラップを受信しているため,[すべてのホストに]メニューコマンドを実行すると,hostAおよびhostBのノード・サブマップにシンボルが表示されます。しかし,hostCからはSNMPトラップを受信していないため,hostCのノード・サブマップにはシンボルは表示されません。