付録B.3 プロセス一覧(UNIXの場合)
UNIX版のJP1/AJS3のプログラムおよびコンポーネントのプロセス一覧を記載します。
- 〈この項の構成〉
(1) UNIX版JP1/AJS3 - Managerのプロセス一覧
UNIX版JP1/AJS3 - Managerは,次に示す3種類のプロセスで構成されます。
-
親プロセス
親プロセスは,幾つかの子プロセスで構成されます。
-
子プロセス
子プロセスは,幾つかの詳細プロセスで構成されます。
-
詳細プロセス
jajs_spmdの子プロセスの状態は,jajs_spmd_statusコマンドで確認できます。詳細については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 コマンドリファレンス1 2. コマンド jajs_spmd_status」の説明を参照してください。
親プロセス,子プロセス,および詳細プロセスの状態は,psコマンドで確認できます。
(a) 標準構成の場合
親プロセスおよび子プロセスの一覧を表B-13に,子プロセスおよび詳細プロセスの一覧を表B-14に示します。
なお,表中の親プロセス名および子プロセス名の後ろに記載されている値は,同時に起動できるプロセス数です。
- (凡例)
-
−:該当なし
- 注※1
-
コマンドラインで論理ホスト名を指定した場合には,物理ホストに対応したプロセスと論理ホストに対応したプロセスとを区別できます。
論理ホスト対応のプロセス名は,「プロセス名 -h 論理ホスト名」です。
例えば,論理ホスト名が「hostA」の場合,hostA対応のjajs_spmdプロセスは,「jajs_spmd -h hostA」です。
- 注※2
-
プロセス名は「jajs_dbmd_組み込みDBセットアップ識別子」です。
例えば,組み込みDBセットアップ識別子が「_JF0」の場合,プロセス名は「jajs_dbmd_JF0」です。複数の組み込みDBを使用している場合は,組み込みDB数分のプロセスが起動されます。
- 注※3
-
プロセス名は「jajs_schd_スケジューラーサービス名」です。
例えば,スケジューラーサービス名が「AJSROOT1」の場合,プロセス名は「jajs_schd_AJSROOT1」です。スケジューラーサービスを多重起動している場合は,スケジューラーサービス数分のプロセスが起動されます。
- 注
-
コマンド実行時は,コマンド名と同じ名称のプロセスが起動します。
- 注※1
-
このプロセスは,JP1/AJS3 - Software Development Kitを使用するためのセットアップで起動プロセス定義ファイルを変更している場合にだけ,起動されます。JP1/AJS3 - Software Development Kitについては,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 - Software Development Kit 設計・構築ガイド」を参照してください。
- 注※2
-
論理ホスト対応のプロセス名は,「プロセス名 論理ホスト名」です。
例えば,論理ホスト名が「hostA」の場合,hostA対応のajsmasterdプロセスは,「ajsmasterd hostA」です。
- 注※3
-
このプロセスは,JP1/AJS3 - Viewウィンドウのツリーエリアで,スケジューラーサービスを選択した際に,選択したスケジューラーサービスに対して一つ起動されます。
最大プロセス起動数は,「スケジューラーサービス数*JP1/AJS3 - Viewの接続数」です。
- 注※4
-
物理ホストに対応したプロセスと,論理ホストに対応したプロセスとを区別できます。論理ホスト対応のプロセス名は,「プロセス名_論理ホスト名」です。
例えば,論理ホスト名が「hostA」の場合,hostA対応のajsschdプロセスは,「ajsschd_hostA」です。
- 注※5
-
マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 構築ガイド1 15.1.6 登録解除や保存世代数管理による世代削除処理方式の変更」の環境設定をした場合だけ,起動されます。
- 注※6
-
マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 構築ガイド1 15.1.7 待ち合わせ条件を使用するための設定」の環境設定をした場合だけ,起動されます。
(b) 互換用ISAM構成の場合
親プロセスおよび子プロセスの一覧を表B-15に,子プロセスおよび詳細プロセスの一覧を表B-16に示します。
なお,表中の親プロセス名および子プロセス名の後ろに記載されている値は,同時に起動できるプロセス数です。
- (凡例)
-
−:該当なし
- 注※
-
コマンドラインで論理ホスト名を指定した場合には,物理ホストに対応したプロセスと論理ホストに対応したプロセスとを区別できます。
論理ホスト対応のプロセス名は,「プロセス名 -h 論理ホスト名」となります。
例えば,論理ホスト名が「hostA」の場合,hostA対応のjajs_spmdプロセスは,「jajs_spmd -h hostA」となります。
- 注
-
コマンド実行時は,コマンド名と同じ名称のプロセスが起動します。
- 注※1
-
このプロセスは,JP1/AJS3 - Software Development Kitを使用するためのセットアップで起動プロセス定義ファイルを変更している場合にだけ,起動されます。JP1/AJS3 - Software Development Kitについては,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 - Software Development Kit 設計・構築ガイド」を参照してください。
- 注※2
-
論理ホスト対応のプロセス名は,「プロセス名 論理ホスト名」です。
例えば,論理ホスト名が「hostA」の場合,hostA対応のajsmasterdプロセスは,「ajsmasterd hostA」です。
- 注※3
-
このプロセスは,JP1/AJS3 - Viewウィンドウのツリーエリアで,スケジューラーサービスを選択した際に,選択したスケジューラーサービスに対して一つ起動されます。
最大プロセス起動数は,「スケジューラーサービス数*JP1/AJS3 - Viewの接続数」です。
- 注※4
-
物理ホストに対応したプロセスと,論理ホストに対応したプロセスとを区別できます。論理ホスト対応のプロセス名は,「プロセス名_論理ホスト名」です。
例えば,論理ホスト名が「hostA」の場合,hostA対応のajsschdプロセスは,「ajsschd_hostA」です。
- 注※5
-
マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 構築ガイド1 15.1.6 登録解除や保存世代数管理による世代削除処理方式の変更」の環境設定をした場合だけ,起動されます。
(2) UNIX版JP1/AJS3 - Agentのプロセス一覧
UNIX版JP1/AJS3 - Agentは,次に示す3種類のプロセスで構成されます。
-
親プロセス
親プロセスは,幾つかの子プロセスで構成されます。
-
子プロセス
子プロセスは,幾つかの詳細プロセスで構成されます。
-
詳細プロセス
jajs_spmdの子プロセスの状態は,jajs_spmd_statusコマンドで確認できます。詳細については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 コマンドリファレンス1 2. コマンド jajs_spmd_status」の説明を参照してください。
親プロセス,子プロセス,および詳細プロセスの状態は,psコマンドで確認できます。
親プロセスおよび子プロセスの一覧を表B-17に,子プロセスおよび詳細プロセスの一覧を表B-18に示します。
なお,表中の親プロセス名および子プロセス名の後ろに記載されている値は,同時に起動できるプロセス数です。
- 注※
-
コマンドラインで論理ホスト名を指定した場合には,物理ホストに対応したプロセスと論理ホストに対応したプロセスとを区別できます。
論理ホスト対応のプロセス名は,「プロセス名 -h 論理ホスト名」となります。例えば,論理ホスト名が「hostA」の場合,hostA対応のjajs_spmdプロセスは,「jajs_spmd -h hostA」となります。
- 注
-
コマンド実行時は,コマンド名と同じ名称のプロセスが起動します。
- 注※
-
物理ホストに対応したプロセスと,論理ホストに対応したプロセスとを区別できます。
論理ホスト対応のプロセス名は,「プロセス名 論理ホスト名」となります。
例えば,論理ホスト名が「hostA」の場合,hostA対応のjpoagentプロセスは,「jpoagent hostA」となります。
(3) UNIX版JP1/AJS3 Console Managerのプロセス一覧
UNIX版JP1/AJS3 Console Managerのプロセスは,psコマンドで確認できます。
JP1/AJS3 Console Managerは次に示す3種類のプロセスで構成されます。
-
親プロセス
親プロセスは,幾つかの子プロセスで構成されます。
-
子プロセス
子プロセスは,幾つかの詳細プロセスで構成されます。
-
詳細プロセス
UNIX版JP1/AJS3 Console Managerの親プロセスおよび子プロセスの一覧を表B-19に,子プロセスおよび詳細プロセスの一覧を表B-20に示します。
なお,表中の親プロセス名および子プロセス名の後ろに記載されている値は,同時に起動できるプロセス数です。
親プロセス (プロセス数) |
機能 |
子プロセス (プロセス数) |
機能 |
---|---|---|---|
JP1/AJS3 Console Manager サービス |
JP1/AJS3 Console Viewとやり取りするプロセス |
- 注※1
-
起動タイミングは,JP1/AJS3 Console Managerサービス起動時,終了タイミングは,JP1/AJS3 Console Managerサービス停止時となります。
- 注※2
-
起動タイミングは,JP1/AJS3 Console Viewログイン時,終了タイミングは,JP1/AJS3 Console Viewログアウト時となります。
子プロセス |
詳細プロセス |
機能 |
---|---|---|
ajscmmonsvr |
JP1/AJS3 Console Agentとやり取りするプロセス |
- 注
-
コマンド実行時はコマンド名と同じ名称のプロセスが起動します。
- 注※
-
起動タイミングは,JP1/AJS3 Console Viewログイン時,終了タイミングは,JP1/AJS3 Console Viewログアウト時となります。
(4) UNIX版JP1/AJS3 Console Agentのプロセス一覧
UNIX版JP1/AJS3 Console Agentのプロセスは,psコマンドで確認できます。
JP1/AJS3 Console Agentは次に示す3種類のプロセスで構成されます。
-
親プロセス
親プロセスは,幾つかの子プロセスで構成されます。
-
子プロセス
子プロセスは,幾つかの詳細プロセスで構成されます。
-
詳細プロセス
UNIX版JP1/AJS3 Console Agentの親プロセスおよび子プロセスの一覧を表B-21に,子プロセスおよび詳細プロセスの一覧を表B-22に示します。
なお,表中の親プロセス名および子プロセス名の後ろに記載されている値は,同時に起動できるプロセス数です。
親プロセス (プロセス数) |
機能 |
子プロセス (プロセス数) |
機能 |
---|---|---|---|
JP1/AJS3 Console Agentサービス |
JP1/AJS3 Console Managerとやり取りするプロセス |
- 注※1
-
起動タイミングは,JP1/AJS3 Console Agentサービス起動時,終了タイミングは,JP1/AJS3 Console Agentサービス停止時となります。
- 注※2
-
起動タイミングは,JP1/AJS3 Console Viewログイン時,終了タイミングは,JP1/AJS3 Console Viewログアウト時となります。
子プロセス |
詳細プロセス |
機能 |
---|---|---|
ajscagtd |
JP1/AJS3の業務の状態を取得するプロセス |
|
ajscagtd |
JP1/AJS3のオブジェクトを操作するプロセス |
- 注
-
コマンド実行時はコマンド名と同じ名称のプロセスが起動します。
- 注※1
-
起動タイミングは,監視間隔到達時または最新情報更新実行時,終了タイミングは,情報取得完了時となります。
- 注※2
-
起動タイミングは,JP1/AJS3のオブジェクト操作時,終了タイミングは,JP1/AJS3のオブジェクト操作完了時となります。