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JP1 Version 10 JP1/Automatic Job Management System 3 入門


6.2.3 ジョブの定義

続いて,ジョブネット「example2」の中にジョブ「job1」,ネストジョブネット「nestjobnet1」,およびジョブ「job4」を定義します。手順を次に示します。

  1. [JP1/AJS3 - View]ウィンドウ(メイン画面)の機能メニューで[ジョブネット定義]が選択されていることを確認する。

  2. リストエリアで,ジョブグループ「jobgroup2」の中のジョブネット「example2」を選択する。

    [図データ]

  3. [編集]−[編集]を選択する。

    [ジョブネットエディタ]ウィンドウが表示されます。

    [図データ]

  4. [排他編集]をチェックする。

    [図データ]

  5. アイコンリストの[標準]タブのPCジョブアイコンをドラッグし,マップエリアにドロップする。

    [図データ]

    PCジョブアイコン[図データ]をマップエリアにドロップすると,[詳細定義−[PC Job]]ダイアログボックスが表示されます。

    [図データ]

  6. ジョブの名称,実行ファイルの名称などを入力する。

    • [ユニット名]にこのジョブの名称として「job1」と入力します。

    • [実行ファイル名]にジョブとして実行するファイルの名称「cmd.exe」と入力します。

    • [パラメーター]に「/C hostname >C:\e2_job1.txt」と入力します。この入力内容は,hostnameコマンドの実行結果をC:\e2_job1.txtに出力することを示します。

      [図データ]

  7. [OK]をクリックする。

    [詳細定義−[PC Job]]ダイアログボックスが閉じます。

    [図データ]

    次に,ネストジョブネット「nestjobnet1」を定義します。

  8. [ジョブネットエディタ]ウィンドウで,アイコンリストの[標準]タブのジョブネットアイコンをドラッグし,マップエリアにドロップする。

    [図データ]

    ジョブネットアイコン[図データ]をマップエリアにドロップすると,次に示す[詳細定義−[ジョブネット]]ダイアログボックスが表示されます。

    [図データ]

  9. ネストジョブネットを定義する。

    [ユニット名]に,このネストジョブネットの名称として「nestjobnet1」と入力します。

    [図データ]

  10. [OK]をクリックする。

    [詳細定義−[ジョブネット]]ダイアログボックスが閉じます。

    [図データ]

    次に,ネストジョブネット「nestjobnet1」に,ジョブ「job2」および「job3」を定義していきます。

  11. ツリーエリアでネストジョブネット「nestjobnet1」を選択する。

    [図データ]

  12. 「job2」と「job3」を定義する。

    マップエリアにPCジョブアイコンをドラッグアンドドロップすると[詳細定義−[PC Job]]ダイアログボックスが表示されるので,それぞれジョブ「job1」と同じ要領で定義します。それぞれのジョブで設定する値を次の表に示します。

    表6‒1 ジョブ「job2」と「job3」に定義する内容

    ユニット名

    実行ファイル名

    パラメーター

    job2

    cmd.exe

    /C hostname >C:\e2_job2.txt

    job3

    cmd.exe

    /C hostname >C:\e2_job3.txt

    [図データ]

    次に,「job2」,「job3」の順でジョブが実行されるように設定します。

  13. 編集モード選択ボタンの中から,関連線接続ボタンをクリックする。

    [図データ]:関連線接続ボタン

    [図データ]

  14. 先に実行する「job2」,あとに実行する「job3」の順でジョブのアイコンをクリックする。

    「job2」から「job3」への矢印が引かれます。この操作を関連づけといいます。

    [図データ]

    これで,「nestjobnet1」を定義できました。次に,「nestjobnet1」のあとに実行されるジョブ「job4」を定義し,「job1」,「nestjobnet1」,および「job4」の関連づけをしていきます。

  15. [ジョブネットエディタ]ウィンドウのツリーエリアで,ジョブネット「example2」を選択する。

    [図データ]

  16. マップエリアにPCジョブアイコンをドラッグアンドドロップして「job4」を定義する。

    [詳細定義−[PC Job]]ダイアログボックスが表示されるので,次の項目を入力します。

    • [ユニット名]にこのジョブの名称として「job4」と入力します。

    • [実行ファイル名]にジョブとして実行するファイルの名称「cmd.exe」と入力します。

    • [パラメーター]に「/C hostname >C:\e2_job4.txt」と入力します。この入力内容は,hostnameコマンドの実行結果をC:\e2_job4.txtに出力することを示します。

      [図データ]

  17. 「job1」,「nestjobnet1」,「job4」の順に実行されるように,関連づけをする。

    編集モード選択ボタンの中の[図データ](関連線連続接続ボタン)をクリックし,「job1」「nestjobnet1」「job4」の順で連続してクリックすると,関連づけができます。

    [図データ]

  18. マップエリアの空白部分をクリックし,関連づけを終了する。

    マップエリアの空白部分をクリックすることで,関連線連続接続ボタンを使った関連づけが終了します。

  19. [ジョブネットエディタ]ウィンドウの[ファイル]−[閉じる]を選択する。

    [ジョブネットエディタ]ウィンドウが閉じ,[JP1/AJS3 - View]ウィンドウ(メイン画面)に戻ります。

    [図データ]

これで,ジョブを定義できました。