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JP1 Version 10 JP1/Automatic Job Management System 3 入門


6.2.4 ジョブグループのカレンダー情報の設定

ここからは,定義したジョブに運用スケジュールを設定していきます。

定義する運用スケジュールには,次の二つがあります。

運用日や休業日は複数の処理で共通していることが多いので,ジョブグループごとにカレンダー情報を設定します。運用日はジョブグループの中のジョブネットを実行する日,休業日はジョブグループの中のジョブネットを実行しない日を指しています。

一方,処理の開始時間や実行間隔は,処理ごとに異なることが多いので,ジョブネットごとにスケジュールルールを設定します。

それでは,ジョブグループにカレンダー情報を設定していきましょう。

まず,ジョブグループ「jobgroup2」の運用日や休業日を設定します。ジョブグループ「jobgroup2」の運用日は,月曜日から金曜日までとします。また,休業日は,土曜日,日曜日,祝祭日,および年末年始(12/28から1/3まで)とします。

手順を次に示します。

  1. [JP1/AJS3 - View]ウィンドウ(メイン画面)の機能メニューで[カレンダー定義]をクリックする。

    [図データ]

  2. ツリーエリアでジョブグループ「jobgroup2」を選択し,[編集]−[カレンダー]を選択する。

    当月のカレンダーを表示した[月間カレンダー編集]ウィンドウが表示されます。

    [図データ]

  3. 1年分をまとめて設定するため,[表示]−[年間カレンダー編集]を選択する。

    [年間カレンダー編集]ウィンドウが表示されます。

    [図データ]

  4. [週間標準値]の[日]と[土]をクリックする。

    すべての土曜日と日曜日が薄い赤色になり,休業日が設定されます。

    [図データ]

    参考

    [週間標準値]の曜日をクリックするごとに,曜日の色が「薄い赤」,「薄い青」,「白」に変わります。薄い青は運用日を,白は何も設定されていないことを表します。

  5. [週間標準値]の[月]〜[金]を2回ずつクリックする。

    月曜日〜金曜日すべての色が薄い青になり,運用日が設定されます。

    [図データ]

  6. カレンダーエリアの12月28日をクリックする。

    12月28日の色が赤になり,休業日が設定されます。

    [図データ]

  7. 同様に,12月28日以外の祝祭日を休業日として設定する。

  8. [ファイル]−[閉じる]を選択する。

    保存するかどうかを確認するメッセージが表示されます。

  9. [はい]をクリックする。

    カレンダー情報が設定され,[JP1/AJS3 - View]ウィンドウ(メイン画面)に戻ります。

これで,ジョブグループ「jobgroup2」にカレンダー情報を設定できました。