6.3.2 サービステンプレートの開発環境と本番環境を別にすることを推奨する理由
本番環境とは別に,サービステンプレートを開発する環境を構築すると,本番用と開発用で,サービス共有プロパティを使い分けられます。
- サービステンプレートの開発環境と本番環境が同じである場合
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サービス共有プロパティの値は,JP1/AOシステム内で1つです。サービステンプレートエディタでサービス共有プロパティを変更した場合,開発サービステンプレートだけでなく,リリースサービステンプレートにも影響します。
- サービステンプレートの開発環境と本番環境が別の場合
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サービス共有プロパティの値は,本番用と開発用で別々に管理されます。サービステンプレートエディタでサービス共有プロパティを変更した場合,開発サービステンプレートのサービス共有プロパティだけが変更されます。リリースサービステンプレートのサービス共有プロパティには影響しません。
このように,リリースサービステンプレートのサービス共有プロパティに変更が影響しないようにするため,サービステンプレートの開発環境と本番環境を別にすることを推奨しています。