2.1.4 [エディタ]画面で割り込み操作があった場合の動作
サービステンプレートまたは部品の編集中に,別のユーザーが同じサービステンプレートまたは部品に対して割り込み操作を行った場合の動作について示します。ここではサービステンプレートを例に説明していますが,部品の場合も同じ動作です。
[エディタ]画面でサービステンプレートを編集しているユーザーを「操作ユーザー」とします。また,操作ユーザーが作業中のサービステンプレートに別の操作をするユーザーを「割り込みユーザー」とします。
-
サービステンプレートの編集中に対象が複製される場合
操作ユーザーがサービステンプレートの編集中でも,割り込みユーザーは同一対象を複製できます。複製されるサービステンプレートは,操作ユーザーが編集結果を保存する前の内容となります。
図2‒2 サービステンプレートの編集中に対象が複製される場合 -
サービステンプレートまたは部品の編集中に,ファイルが削除またはファイル名が変更される場合
操作ユーザーがサービステンプレートまたは部品の編集中に,割り込みユーザーが同一の対象に次の操作をした場合,操作ユーザーがサービステンプレートまたは部品を保存する時点,サービステンプレートをビルドまたはリリースする時点で,エラーメッセージが表示されます。
-
部品に設定されている部品アイコン(標準の部品アイコンは除く)を削除した
-
部品に設定されているスクリプトファイルを削除,またはファイル名を変更した
-
サービステンプレートに設定されている画面カスタムファイルを削除,またはファイル名を変更した
図2‒3 サービステンプレートの編集中に,ファイルが削除またはファイル名が変更される場合 -
-
サービステンプレートの編集中に対象がリリースされる場合
操作ユーザーがサービステンプレートを編集中に,割り込みユーザーが同一の対象をリリースした場合,リリースは正常に実行されます。しかし,操作ユーザーが編集中の画面にはリリースされたことが反映されません。操作ユーザーがサービステンプレートの編集内容を保存する時点で,保存に失敗し,エラーメッセージが表示されます。
リリースする場合は,ほかのユーザーが対象のサービステンプレートを編集中でないか確認してください。
図2‒4 サービステンプレートの編集中に対象がリリースされる場合