2.4.3 アラームに関連づけられているレポートを表示する
各監視エージェントの[アラームの状態の表示]画面から,そのアラームに関連づけられているレポートを表示できます。アラームの状態が「警告」または「異常」だった場合は,該当するアラームに関連づけられているレポートを表示して,原因の調査に役立てます。
前提条件
表示できるのは,事前にアラームに関連づけられているレポートです。なお,アラームテンプレートの場合は,すでに関連づけが設定されています。
操作手順
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対象となる監視エージェントを選択して,[アラームの状態の表示]をクリックする。
監視エージェントにバインドされているアラームテーブルが表示されて,アラームの状態を確認できます。
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「警告」または「異常」となっているアラームの左側にあるアイコン(
)をクリックする。
アラームに関連づけられているレポートが表示されます。
アラーム「Available Mbytes」の場合は,「System Overview」レポートが表示されます。
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表示されたレポートを基に問題の原因を調査する。
例えば,「System Overview」レポートから物理メモリーの未使用サイズが減少している原因を調査したい場合,物理メモリーに関係しそうな表示項目を見ていきます。ここでは,「Page Faults/sec」に着目します。この値は,1秒につきページフォルトが発生した数の割合を示します。
次の図では,現在ページフォルトが多い状態であることが読みとれます。このことが,物理メモリー領域が圧迫されていることに関係していると推測できます。
次の操作
問題の原因を特定できなかった場合は,ドリルダウンレポートを表示してさらに調査します。
関連項目