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JP1 Version 10 JP1/Performance Management 運用ガイド


15.3 Microsoft Excelでのパフォーマンスデータ抽出例

Microsoft Excel 2003を例に,PFM - Agent for Platform(Windows)で収集したWebアプリケーションサーバのCPUの使用率をMicrosoft Excelのワークシートに抽出する手順を示します。

  1. Microsoft Excelで[データ]−[外部データの取り込み]−[新しいデータベースクエリ]を選択する。

  2. [データソースの選択]ダイアログボックスの[データベース]タブをクリックする。

  3. [データベース]タブの[Performance Management]を選択する。

  4. [OK]ボタンをクリックする。

    [クエリウィザード - 列の選択]ダイアログボックスが表示されます。

    [使用可能なテーブルと列]にPFM - AgentまたはPFM - RMのレコードの各フィールド名が,PFM - Manager名で表示されています。

    レコードの各フィールドのPFM - Manager名については,各PFM - AgentまたはPFM - RMマニュアルの,レコードについて説明している章を参照してください。

  5. [使用可能なテーブルと列]で,データを抽出するテーブルと列を選択し,[>]ボタンをクリックする。

    選択したテーブルと列が,[クエリの列]に表示されます。

    ここでは,NT_PIテーブルから次の項目を[クエリの列]に追加します。

    項目名

    説明

    PI_DATETIME

    レコードが生成された日付と時刻を表すレコードのキー。

    PI_PCT_TOTAL_PROCESSOR_TIME

    プロセッサの使用率(%)。

    PI_DEVICEID

    PFM - AgentまたはPFM - RMが動作しているホスト名。

    ポイント

    クエリーには必ず1つ以上のODBCキーフィールドを指定する必要があります。指定しないで[完了]ボタンをクリックすると,KAVE07013-Eメッセージが出力されます。指定するODBCキーフィールドについては,「15.4.4 共通キーフィールドの指定について」を参照してください。

  6. [次へ >]ボタンをクリックする。

  7. [クエリウィザード - データの抽出]ダイアログボックスで抽出するデータの条件を設定する。

    [抽出する列]には,PFM - AgentまたはPFM - RMのレコードの各フィールド名が,PFM - Manager名で表示されています。

    注意

    ここで指定できる条件は,=,<>,>,>=,<,<=です。

  8. [次へ >]をクリックする。

  9. [クエリウィザード - 並べ替え順序の設定]ダイアログボックスで抽出するデータの並べ替え順序を設定する。

  10. [次へ >]をクリックする。

  11. [クエリウィザード - 完了]ダイアログボックスの[Microsoft Excelにデータを返す]を選択し,[完了]ボタンをクリックする。

  12. .クエリウィザードが終了し,表示された[Microsoft Excel への外部データの取り出し]ダイアログボックスの抽出するデータの出力先を指定し,[OK]ボタンをクリックする。

    選択した出力先に,抽出したパフォーマンスデータが出力されます。

注意

Microsoft Excelのバージョンによって手順が異なる場合があります。