5.4.1 JP1/ITSLMとJP1/PFMの連携をセットアップする(JP1/PFMとの連携)
JP1/PFMと連携するための設定をJP1/ITSLMのシステム定義ファイルで定義します。
(1) 作業の前に
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JP1/ITSLM - Manager,JP1/PFM - Manager,およびJP1/PFM - Web Consoleのインストールとセットアップが完了していることを確認してください。
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JP1/ITSLM - Managerが終了していることを確認してください。終了方法については,「2.1.4 JP1/ITSLM - Managerを終了する」を参照してください。
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JP1/ITSLM - Managerのシステム定義ファイル(jp1itslm.properties)のmanagerHostプロパティに,IPアドレスではなくホスト名が指定されていることを確認してください。IPアドレスが指定されている場合は,ホスト名に変更してください。
(2) 作業手順
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JP1/ITSLM - Managerのシステム定義ファイル(jp1itslm.properties)の次のプロパティを設定する。
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pfmManagerHost(JP1/PFM - Managerのホスト名)
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pfmManagerPort(JP1/PFM - Managerのポート番号※1,※2)
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pfmWebConsoleURL(JP1/ITSLMから起動するJP1/PFM - Web ConsoleのURL)
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pfmReceivePort(性能データをJP1/ITSLM - Managerが受信するためのポート番号※2)
注※1 JP1/PFM - Managerのサービス「View Server」が使用するポートです。
注※2 詳細は,マニュアル「JP1/Performance Management 運用ガイド」のJP1/ITSLMと連携するためのネットワークの設定についての説明を参照してください。
JP1/ITSLM - Managerのシステム定義ファイルを編集します。システム定義ファイルの格納先は次のとおりです。
JP1/ITSLM - Managerのインストール先フォルダ\mgr\conf\jp1itslm.properties
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JP1/ITSLMとJP1/PFMの間にファイアウォールを設置している場合は,手順1.で設定した次のプロパティに該当するポートを開放するようにファイアウォールを設定する。
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pfmManagerPort
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pfmReceivePort
なお,pfmReceivePortプロパティに設定するポートは,JP1/ITSLM - Managerと監視エージェントの間での通信で使用するポートです。このため,pfmReceivePortに設定したポートについては,監視エージェントとの間のファイアウォールで開放するように設定してください。
また,次の項目についても確認してください。
1. pfmManagerPortに設定したポートが,JP1/ITSLM - ManagerとJP1/PFM - Managerとの間のファイアウォールで開放されているか。
開放されていない場合は,開放するように設定してください。
2. JP1/ITSLM - ManagerとJP1/PFM - Manager間の通信で利用するエフェメラルポートが開放されているか。
開放されていない場合は,エフェメラルポートを開放するか,または,次のプログラムの通信を許可するように設定してください。
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JP1/ITSLM - Managerのインストール先フォルダ\mgr\bin\system\jslmmadaptor.exe
ファイアウォールの設置位置と開放するポートの対応の例を次の図に示します。
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JP1/ITSLMで実施するJP1/PFMと連携するための設定は完了です。