5.1.6 JP1/ITSLM - Managerをセットアップする
セットアップは,実行環境を作成するために実行します。
JP1/ITSLM - ManagerとJP1/ITSLM - URは,どちらからセットアップしてもかまいません。
ここでは,JP1/ITSLM - Managerのセットアップ方法について説明します。
(1) 作業の前に
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OSのAdministratorsグループに属するユーザーアカウントであることを確認してください。
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セットアップの前に,セットアップの対象となるJP1/ITSLM - Managerをインストールしてください。
インストールについては,「5.1.5 JP1/ITSLMをインストールする」を参照してください。
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JP1/ITSLM - Managerをインストールしたホストに,JP1/Baseがインストールされていることを確認してください。
JP1/Baseのインストール方法については,マニュアル「JP1/Base 運用ガイド」を参照してください。
(2) 作業手順
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セットアップに必要なオプションファイルを作成する。
オプションファイルについては,「9. コマンド」の「jslmmgrsetup(JP1/ITSLM - Managerのセットアップ)」を参照してください。
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作成したオプションファイルを任意のフォルダに格納する。
オプションファイルの格納先は,格納先でのオプションファイルの名称(任意)を含めた絶対パスが255バイト以内の文字列になるようにしてください。
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セットアップコマンドを実行する。
実行するセットアップコマンドは次のとおりです。
JP1/ITSLM - Managerのインストール先フォルダ\mgr\bin\jslmmgrsetup△オプションファイルの絶対パス
セットアップコマンドの詳細については,「9. コマンド」の「jslmmgrsetup(JP1/ITSLM - Managerのセットアップ)」を参照してください。
コマンドが正常に終了すれば,JP1/ITSLM - Managerのセットアップは完了です。
(3) 補足事項
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JP1/ITSLM - Managerをセットアップしたホストでファイアウォールを設定している場合,セットアップ時に使用したオプションファイルの定義項目「psb_Listen」および「manager_port」に指定したポート番号を開放してください。これらの定義項目を省略している場合,定義項目のデフォルト値のポート番号を開放してください。なお,オプションファイルの設定を変更する場合には,ファイアウォールの設定も変更する必要があります。また,次の項目についても確認してください。
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JP1/ITSLM - ManagerとJP1/ITSLM - UR,およびJP1/ITSLM - Managerとブラウザ間での通信で利用するエフェメラルポートが開放されているか。
開放されていない場合は,エフェメラルポートを開放するか,または,次のプログラムの通信を許可するように設定してください。
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JP1/ITSLM - Managerのインストール先フォルダ\mgr\bin\system\jslmmUR.exe
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JP1/ITSLM - Managerのインストール先フォルダ\mgr\bin\system\jslmmRMI.exe
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JP1/ITSLM - Managerのインストール先フォルダ\mgr\system\psb\CC\web\bin\cjstartweb.exe
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JP1/ITSLM - Managerをセットアップしたホストのループバックアドレスでの通信が許可されているか。
許可されていない場合は,ループバックアドレスでの通信を許可するように設定してください。
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JP1/ITSLM - Managerをセットアップしたホストの時刻を調整する場合は,すべてのJP1/ITSLM - ManagerおよびJP1/ITSLM - URを終了した上で実施してください。このとき,JP1/ITSLM - ManagerおよびJP1/ITSLM - URのすべてのサービスを停止してください。
JP1/ITSLM - Managerの時刻調整をする場合,時刻が進む方向で調整してください。時刻を調整した結果,JP1/ITSLM - Managerの時刻戻りが発生した場合は,時刻戻りが発生した分だけ時間が経過してからJP1/ITSLM - ManagerおよびJP1/ITSLM - URを起動してください。例えば,マシンの時刻を5分戻した場合,時刻を調整してから5分後以降にJP1/ITSLM - Managerを起動してください。
なお,監視の実行で使用する画面を表示しているマシンの時刻調整は,JP1/ITSLM - Managerの起動・停止に関係なく任意のタイミングで実行できます。
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jslmmgrsetupコマンドの実行時に使用するオプションファイルの定義項目「psb_Listen」では,必ず1〜65535の範囲で値を設定してください。この範囲外の値を設定してセットアップした場合は,セットアップエラーの発生後に,次に示す手順で再度セットアップしてください。
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次に示すファイル(httpsd.conf)で定義されているListenプロパティの値を,1〜65535の任意の値に修正する。
JP1/ITSLM - Managerのインストール先フォルダ\mgr\system\psb\httpsd\conf\httpsd.conf
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jslmmgrsetupコマンドのオプションファイルの定義項目「psb_Listen」に,1〜65535の任意の値を設定し,再度セットアップする。
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バージョンアップ時のセットアップで失敗すると,データベースのデータが破損するおそれがあります。このため,バージョンアップ時のセットアップで失敗した場合は,失敗の原因に対処し,次の手順でインストールからやり直した上でセットアップを実行してください。
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インストール済みのJP1/ITSLMをアンインストールする。
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バージョンアップ前のバージョンのJP1/ITSLMをインストールする。
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バージョンアップ前に取得したバックアップデータをリストアする。
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新しいバージョンのJP1/ITSLMを再度インストールする。
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