6.1 業務コンテンツの作成から運用までに必要な作業
業務コンテンツを運用するために,システム管理者が実施する必要がある作業を次に示します。
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業務コンテンツのアクセス権の運用を検討する
ディレクトリサーバによるユーザ認証を使用している場合は,アクセス権グループを作成して,業務コンテンツを作成するユーザと利用するユーザを登録します。JP1/Baseによるユーザ認証を使用している場合は,JP1/BaseでJP1権限レベル,JP1資源グループを設定します。JP1/Baseでの作業になるため,必要に応じてJP1/Baseの管理者と設定内容などを相談しながら作業を実施してください。
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業務コンテンツをエクスポート・インポートする(編集環境と実行環境が異なる場合)
業務コンテンツには複数の版がある場合があります。エクスポート・インポートの対象が,すべての版なのか公開版だけなのかによって,使用するコマンドが異なります。
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開発環境で作成したファイルをシステムに適用する
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業務コンテンツで使用する静的ファイルを管理する
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検索用データを更新する([検索]タブを表示している場合)
定期的に自動更新する方法と,任意のタイミングで手動更新する方法があります。
これらの作業を実施するには,ナビゲーション プラットフォームのシステムが起動している必要があります。システムの起動方法については,「5.1 システムの起動と停止」を参照してください。
また,利用者が業務コンテンツを操作した履歴は,ログとして取得できます。操作ログの詳細については,「5.4 業務コンテンツの操作ログの運用」を参照してください。
以降では,業務コンテンツを作成し,運用する流れについて,開発環境で開発したプラグインやカスタム画面を使用しない場合と使用する場合に分けて説明します。