Hitachi

Hitachi Navigation Platform ナビゲーション プラットフォーム 導入から運用まで


1.1.1 製品の特長

ナビゲーション プラットフォームの特長を次に示します。

〈この項の構成〉

(1) 直感的な操作で業務を実行できる

ナビゲーション プラットフォームでは,業務の流れをフローチャート形式で表示できます。また,フローチャートの各ステップに必要な作業を順番にガイド表示できます。ナビゲーション プラットフォームの利用者は,フローチャートに沿ってWebブラウザ上で操作するだけで,正確かつ効率良く業務を実行できます。

ナビゲーション プラットフォームの操作の概要を次に示します。

図1‒1 ナビゲーション プラットフォームの操作の概要

[図データ]

ナビゲーション プラットフォームの画面に表示される業務情報のうち,フローチャートの部分を業務フロー,フローチャートの各ステップに必要な作業を説明する部分をガイドといいます。

(2) プログラミングなしで画面を作成できる

ナビゲーション プラットフォームの画面に表示される業務情報(業務フローおよびガイド)のことを業務コンテンツといいます。業務コンテンツは,編集用の画面をWebブラウザ上で操作することで作成できます。編集用のパレットからパーツを選択して,業務フローおよびガイドに配置していきます。

業務の流れや作業手順に変更が発生しても,軽微な変更であれば,編集用の画面で業務フローの配置やガイドの説明を見直すことで手軽に対応できます。

(3) 外部プログラムと連携できる

ナビゲーション プラットフォームが提供するAPIを使用してユーザプラグインを開発すれば,Webサービスの呼び出しや業務データベースへのアクセスなど,任意の外部プログラムと連携できます。

また,ナビゲーション プラットフォームが提供する既成のシステムプラグインを利用すれば,画面上で簡単な設定をするだけで,ほかのJP1製品を使ったシステムとも連携できます。

システムプラグインで連携できるJP1製品
  • JP1/Integrated Management - Manager 10-10以降(以降,JP1/IM-Mと呼ぶ)

  • JP1/Integrated Management - View 10-10以降(以降,JP1/IM-Vと呼ぶ)

  • JP1/Integrated Management - Service Support 10-10以降,JP1/Service Support 11-00以降(以降,JP1/IM-SSと呼ぶ)

  • JP1/Automatic Operation 10-52以降(以降,JP1/AOと呼ぶ)

なお,JP1/IM-MとJP1/IM-Vを総称してJP1/IMと呼びます。

システムプラグインを使ってナビゲーション プラットフォームとほかのJP1製品とが連携するケースの概要を次に示します。

図1‒2 ほかのJP1製品との連携の概要

[図データ]

システムプラグインを使うことで,ほかのJP1製品が持つイベント情報を相互に引き継げるようになります。ほかのJP1製品の画面からナビゲーション プラットフォームの業務コンテンツを呼び出したり,業務コンテンツの操作結果のデータをJP1製品に引き継いでフィードバックしたりできるため,障害対応などの業務のスピードや正確さが増します。

このマニュアルでの参照個所

ほかのJP1製品と連携する場合は,次の個所も参照してください。

また,JP1製品との連携に必要なプラグインパーツについては,マニュアル「ナビゲーション プラットフォーム コンテンツ作成ガイド」を参照してください。