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JP1 Version 10 JP1/Integrated Management - Service Support 構築・運用ガイド


システムプロパティファイル(hptl_jp1_imss_main_setting.properties)

〈このページの構成〉

説明

次に示す設定情報が定義されたファイルです。運用に合わせて編集してください。

  1. 画面上でのダブルクリック間隔のタイムアウト値

  2. 画面に表示される案件一覧の情報のソート規則,表示文字数,表示件数

  3. JP1/Baseの論理ホスト名

  4. JP1/NETM/AIMのサーバ名

  5. [案件フォームの管理]画面に表示される案件フォーム一覧のソート規則

  6. 使用する拡張ステータスの数

  7. プロセスワークボード一覧のツリー展開状態

  8. jssitemcount(案件数確認)コマンド実行時に,警告メッセージを表示するためのしきい値(プロセスワークボードに新規で登録できる案件数)

  9. ログファイル(jp1imssmain数字.log)の面数,サイズ,出力レベル

  10. ロールごとのログイン後の表示画面,メイン画面切り替え後の視点

  11. [案件作成]画面,または[案件編集]画面での案件の編集状態,チェックボックスの表示,担当者の選択方法,関連案件に設定するURLの先頭文字列,関連案件に設定するURLの個数

  12. JP1/AOと連携する場合,「サービスのリソースグループ名」「サービス名」および「タスク名」としてJP1/AOに引き継ぐ項目ID

  13. JP1/IM - NP連携の可否

  14. 簡易検索時の対象項目数と対象項目

  15. 入力補助機能を設定できる案件フォームの項目数,入力候補値の上限数,入力候補値の最大文字数,入力補助機能を使用するプロセスワークボードID,入力候補値の表示文字数

  16. 集計項目の種別「最優先」として集計する「優先度」のコード値

  17. 案件管理ウィンドウの使用可否,および案件管理ウィンドウを使用する場合のウィンドウサイズ

  18. 案件の一括操作の使用可否,および案件の一括操作(承認およびクローズ)の使用権限

1.〜11.および14.〜18.は,JP1/IM - Service Supportのデフォルトでの動作が定義されていますが,カスタマイズできる設定情報です。4.は,JP1/NETM/AIMと連携する場合に変更が必要です。12.は,JP1/AOと連携する場合に設定が必要です。13.は,JP1/IM - NPと連携する場合に設定が必要です。16.は,案件フォームをカスタマイズした場合に,必要に応じて追加します。

形式

#システムの設定(Properties)
hptl_jp1_imss_doubleclick_timeout=マウスのダブルクリック間隔
hptl_jp1_imss_item_list_initial_sort_key=初期ソートキー
hptl_jp1_imss_item_list_initial_sort_order=初期ソート順序
hptl_jp1_imss_item_list_display_characters=案件一覧の表示文字数
hptl_jp1_imss_item_list_display_number=案件一覧の表示件数
hptl_jp1_imss_jp1base_virtual_hostname=JP1/Baseの論理ホスト名
 :
hptl_jp1_imss_jp1_aim=JP1/NETM/AIMのサーバ
hptl_jp1_imss_itemformlist_initial_sort_key=初期ソートキー
hptl_jp1_imss_itemformlist_initial_sort_order=初期ソート順序
 :
hptl_jp1_imss_extstatus_number=拡張ステータスの数
hptl_jp1_imss_pwblist_tree_default=初期表示時のツリー展開状態
hptl_jp1_imss_item_warning_threshold=プロセスワークボードに新規で登録できる案件数のしきい値
 :
#ログの設定(Log Information)
hptl_jp1_imss_log_file_num=ログファイル面数
hptl_jp1_imss_log_file_size=ログファイルサイズ
 :
#ログインの設定(Login Information)
hptl_jp1_imss_login_working_manager=ログイン後のメイン画面(作業管理ロール)
hptl_jp1_imss_login_pwb_manager=ログイン後のメイン画面(プロセスワークボード管理ロール)
hptl_jp1_imss_login_user_manager=ログイン後のメイン画面(ユーザー管理ロール)
hptl_jp1_imss_login_else=ログイン後のメイン画面(システムロール以外)
hptl_jp1_imss_login_default=切り替え後メイン画面(案件状況)の視点
 :
#案件の設定(Item Information)
hptl_jp1_imss_item_edit_lock_cancel=案件の編集状態
hptl_jp1_imss_assigned_selection_checkbox=チェックボックスの表示
hptl_jp1_imss_assigned_selection_initial=担当者の選択
hptl_jp1_imss_assigned_sort_compatible=担当者の表示状態
hptl_jp1_imss_assigned_sort_key=担当者の表示順のソートキー
hptl_jp1_imss_add_item_info_url_num=案件の情報を付加したいURLの個数
hptl_jp1_imss_add_item_info_url_$n=案件の情報を付加したいURLの先頭文字列
hptl_jp1_imss_ao_item_info_$n=サービスのリソースグループ名を入力する項目IDサービス名を入力する項目IDタスク名を入力する項目ID
hptl_jp1_imss_np_item_info_$n=JP1/IM - NP連携の可否
 
#簡易検索の設定(Simple Search Information)
hptl_jp1_imss_research_simple_string_number=簡易検索の検索対象項目数
hptl_jp1_imss_research_simple_target=簡易検索の検索対象項目
 
#入力補助機能の設定(Input Assist Information)
hptl_jp1_imss_input_assist_target_max=入力補助機能を設定できる案件フォームの項目数
hptl_jp1_imss_input_assist_nominate_max=入力候補値の上限数
hptl_jp1_imss_input_assist_nominate_string_max=入力候補値の最大文字数
hptl_jp1_imss_input_assist_pwb_list=入力補助機能を使用するプロセスワークボードID
hptl_jp1_imss_item_popup_display_characters=入力候補値の表示文字数
 
#案件集計機能の設定(デフォルトでの設定なし)
hptl_jp1_imss_kpi_priority_code=「優先度」のコード値
 
#案件管理ウィンドウの設定(Item Management Window)
hptl_jp1_imss_itemwindow_enable=案件管理ウィンドウ機能の使用可否
hptl_jp1_imss_itemwindow_size=案件管理ウィンドウのウィンドウサイズ
 
#案件の一括操作の設定(Item Batch Operation)
hptl_jp1_imss_batch_item_edit_max=案件の一括操作で一度に編集できる案件数
hptl_jp1_imss_item_batch_ope_approval=案件の一括承認の使用可否
hptl_jp1_imss_item_batch_ope_approval_all_user_flag=案件の一括承認の使用権限(すべてのユーザーが使用するかどうか)
hptl_jp1_imss_item_batch_ope_approval_userlist=案件の一括承認の使用権限(ユーザー単位)
hptl_jp1_imss_item_batch_ope_approval_rolelist=案件の一括承認の使用権限(ロール単位)
hptl_jp1_imss_item_batch_ope_close=案件の一括クローズの使用可否
hptl_jp1_imss_item_batch_ope_close_all_user_flag=案件の一括クローズの使用権限(すべてのユーザーが使用するかどうか)
hptl_jp1_imss_item_batch_ope_close_userlist=案件の一括クローズの使用権限(ユーザー単位)
hptl_jp1_imss_item_batch_ope_close_rolelist=案件の一括クローズの使用権限(ロール単位)

#で始まる行はコメント扱いとなります。

ファイル名

格納先フォルダ

IM-SSパス\conf\

定義の反映時期

次のJP1/IM - Service Supportのサービスを再起動したあと,反映されます。

記述内容

次で説明する指定キー以外は編集しないでください。

システムの設定(Properties)

これらの指定キーの一部は,デフォルトではコメントアウト(行頭に#)されています。必要に応じてコメントを外してください。なお,指定キーと値は「=(イコール)」でつなぎます。

表12‒29 システムプロパティファイルで設定できる指定キー一覧(システムの設定)

指定キー名

説明

デフォルト値

hptl_jp1_imss_doubleclick_timeout

[案件一覧]画面操作時の,マウスのダブルクリック間隔のタイムアウト値(ミリ秒)を指定する。

指定できる値は1〜2000の半角数字(整数)。

デフォルトではコメントアウト(行頭に#)されているため,値を変更する場合には,コメントを外し,値を変更すること。

300

hptl_jp1_imss_item_list_initial_sort_key

案件一覧を表示するときの,初期ソート項目を指定する。

指定できる値を次に示す。

  • priority:優先度

  • status:ステータス

  • editStatus:編集状態

  • title:タイトル

  • chargeUser:担当者

  • workTimeLimit:作業期限

  • updateTime:更新日時

  • systemName:システム名

  • processName:プロセス名

  • id:案件のID

  • registrationTime:登録日時

registrationTime

hptl_jp1_imss_item_list_initial_sort_order

案件一覧を表示するときの,初期ソートの順序を指定する。

指定できる値を次に示す。

  • asc:昇順

  • desc:降順

desc

hptl_jp1_imss_item_list_display_characters

次に示す画面の「タイトル」に表示する文字数を指定する。この文字数を超える部分については画面上「...」と表される。

  • メイン画面(案件一覧)

  • メイン画面(案件状況)の対象案件一覧

  • [履歴の表示]画面

  • [案件検索結果一覧]画面

  • [一括操作結果一覧]画面

指定できる値は1〜512の半角数字(整数)。

20

hptl_jp1_imss_item_list_display_number

案件一覧に表示する,案件の件数を指定する。

指定できる値は1〜255の半角数字(整数)。ただし,デフォルト値の50のまま運用することを推奨する。

50

hptl_jp1_imss_jp1_aim

案件項目「機器情報」を参照するため,JP1/NETM/AIMがインストールされたJP1/NETM/AIMサーバを指定する。なお,JP1/NETM/AIMサーバのポート番号を,JP1/NETM/AIMのインストール時に設定されるポート番号から変更している場合は,「サーバ名:ポート番号」の形式で指定する。

指定できる文字は,半角英数字と「.(ピリオド)」「:(コロン)」「-(ハイフン)」。

一つのJP1/NETM/AIMサーバ名は,1〜64バイトの文字列が指定でき,「,(コンマ)」区切りで最大255指定できる。

hptl_jp1_imss_itemformlist_initial_sort_key

案件フォーム一覧を表示するときの,初期ソート項目を指定する。

指定できる値を次に示す。

  • itemFormProcessName:プロセス名

  • itemFormStandard:標準

  • itemFormId:案件フォームID

  • itemFormVersion:バージョン

  • itemFormName:案件フォーム

  • itemFormUpdateDate:更新日時

itemFormProcessName

hptl_jp1_imss_itemformlist_initial_sort_order

案件フォーム一覧を表示するときの,初期ソートの順序を指定する。

指定できる値を次に示す。

  • asc:昇順

  • desc:降順

asc

hptl_jp1_imss_extstatus_number

使用できる拡張ステータスの数を指定する。

指定できる値は0〜40の範囲の半角数字(整数)。

10

hptl_jp1_imss_pwblist_tree_default

メイン画面(案件一覧)のプロセスワークボード一覧で,初期表示時のツリーの展開状態を指定する。

指定できる値を次に示す。

  • open:ツリーを展開した状態で表示する

  • close:ツリーを閉じた状態で表示する

open

hptl_jp1_imss_jp1base_virtual_hostname

JP1/IM - Service Supportと同じサーバにあるJP1/Baseが論理ホストの場合,JP1/Baseの論理ホスト名を指定する。JP1/Baseの論理ホスト名を指定する際,大文字と小文字は区別しない。

物理ホストの場合は,JP1_DEFAULTを指定する。

特定のJP1製品と連携しない場合は,デフォルト値のままで変更する必要はない。

JP1_DEFAULT

hptl_jp1_imss_item_warning_threshold

プロセスワークボードに新規で登録できる案件数のしきい値を設定する。

この項目は,案件数確認コマンド実行時に警告メッセージを表示するしきい値となる。プロセスワークボードに新規で登録できる案件数がこの値を下回った場合,警告メッセージが表示される。

指定できる値は0〜プロセスワークボードに登録できる案件の上限値までの半角数字(整数)。

プロセスワークボードに登録できる案件の上限は,JP1/IM - Service Supportの製品によって異なる。詳細については,「付録D 制限値一覧」を参照のこと。

5000

(凡例)

−:設定値なし

ログの設定(Log Information)

指定キーと値は「=(イコール)」でつなぎます。

表12‒30 システムプロパティファイルで設定できる指定キー一覧(ログの設定)

指定キー名

説明

デフォルト値

hptl_jp1_imss_log_file_num

ログファイル(jp1imssmain数字.log)の面数を指定する。

指定できる値は1〜16の半角数字(整数)。

8

hptl_jp1_imss_log_file_size

ログファイル(jp1imssmain数字.log)のサイズをバイト換算で指定する。

指定できる値は4096〜2147483647の半角数字(整数)。

4194304

ログインの設定(Login Information)

指定キーと値は「=(イコール)」でつなぎます。

表12‒31 システムプロパティファイルで設定できる指定キー一覧(ログインの設定)

指定キー名

説明

デフォルト値

hptl_jp1_imss_login_working_manager

作業管理ロールのユーザーがログインした場合に表示されるメイン画面を指定する。

指定できる値を次に示す。

  • kpi:メイン画面(案件状況)

  • item:メイン画面(案件一覧)

kpi

hptl_jp1_imss_login_pwb_manager

プロセスワークボード管理ロールのユーザーがログインした場合に表示されるメイン画面を指定する。

指定できる値を次に示す。

  • kpi:メイン画面(案件状況)

  • item:メイン画面(案件一覧)

item

hptl_jp1_imss_login_user_manager

ユーザー管理ロールのユーザーがログインした場合に表示されるメイン画面を指定する。

指定できる値を次に示す。

  • kpi:メイン画面(案件状況)

  • item:メイン画面(案件一覧)

item

hptl_jp1_imss_login_else

システムロールに属さないユーザーがログインした場合に表示されるメイン画面を指定する。

指定できる値を次に示す。

  • kpi:メイン画面(案件状況)

  • item:メイン画面(案件一覧)

item

hptl_jp1_imss_login_default

メイン画面(案件状況)に切り替えたときに表示される視点を指定する。

指定できる値を次に示す。

  • system:システム視点

  • process:プロセス視点

system

案件の設定(Item Information)

指定キーと値は「=(イコール)」でつなぎます。

表12‒32 システムプロパティファイルで設定できる指定キー一覧(案件の設定)

指定キー名

説明

デフォルト値

hptl_jp1_imss_item_edit_lock_cancel

[案件編集]画面をWWWブラウザーの[×]ボタンから閉じた場合,案件の編集状態を解除するかどうかを指定する。

指定できる値を次に示す。

  • true:案件の編集状態を解除する

  • false:案件の編集状態を解除しない

true

hptl_jp1_imss_assigned_selection_checkbox※1

[案件作成]画面,[案件編集]画面を表示したときに,「ロールメンバ選択」チェックボックスを表示するかどうかを指定する。

指定できる値を次に示す。

  • display:「ロールメンバ選択」チェックボックスを表示する

  • hide:「ロールメンバ選択」チェックボックスを表示しない

hide

hptl_jp1_imss_assigned_selection_initial※1

[案件作成]画面,[案件編集]画面を表示したときに,担当者をロールから選択するか,ロールに所属するメンバーから選択するかどうかを指定する。

指定できる値を次に示す。

  • role:担当者をロールから選択する

  • member:担当者をロールメンバーから選択する

hptl_jp1_imss_assigned_selection_checkboxの設定値がdisplayの場合,memberを指定しても,roleが指定されたとして動作する。

role

hptl_jp1_imss_assigned_sort_compatible

[案件作成]画面および[案件編集]画面の「担当者」の選択時に,プルダウンで表示される「担当者」の表示状態を指定する。

  • true:編集権限,ステータス権限,ロール,ユーザーの順序で表示する(09-50以前のバージョンと同じ表示)。

  • false:「hptl_jp1_imss_assigned_sort_key」で指定した値に従いソートした順序で表示する。

true

hptl_jp1_imss_assigned_sort_key

[案件作成]画面および[案件編集]画面の「担当者」の選択時に,プルダウンで表示される「担当者」のソートキーを指定する。

  • create:ユーザー,ロールの順序で表示する。

  • id:ユーザーはユーザーIDの昇順で,ロールはロールIDの昇順で表示する。

  • name:ユーザー名およびロール名を昇順で表示する。

なお,「hptl_jp1_imss_assigned_sort_compatible」で「true」を指定した場合は,「create」を指定する。

create

hptl_jp1_imss_add_item_info_url_num

関連情報のURLに案件の情報を付加したい場合,案件の情報を付加したいURLの数を指定する。

指定できる値は0〜100の半角数字(整数)。

0

hptl_jp1_imss_add_item_info_url_$n

関連情報のURLに案件の情報を付加したい場合,案件の情報を付加したいURLの先頭文字列を指定する。

指定できる値は1〜4,096バイトの文字列。URLに指定した文字列が全角文字を含む場合,全角文字は3バイトまたは4バイトに換算される。

なお,「$n」には1から「hptl_jp1_imss_add_item_info_url_num」で指定した値までの数値を指定する。※2

hptl_jp1_imss_ao_item_info_$n

JP1/AOと連携する場合,次に示す項目に引き当てる項目ID※3を「,(コンマ)」で区切り指定する。

  • サービスのリソースグループ名

  • サービス名

  • タスク名

「タスク名」を省略した場合,項目ID「JIMSD_FORM_ITEMID」が設定される。

なお,「$n」には1から「hptl_jp1_imss_add_item_info_url_num」で指定した値までの数値を指定する※2

hptl_jp1_imss_np_item_info_$n

JP1/IM - NPと連携する場合は,「true」を指定する。「true」を指定する際,大文字と小文字は区別しない。

なお,「$n」には1から「hptl_jp1_imss_add_item_info_url_num」で指定した値までの数値を指定する※2

(凡例)

−:設定値なし

注※1

hptl_jp1_imss_assigned_selection_checkboxとhptl_jp1_imss_assigned_selection_initialの組み合わせによって,担当者の設定が次のように異なります。

hptl_jp1_imss_assigned_selection_checkboxの設定値

hptl_jp1_imss_assigned_selection_initialの設定値

担当者の選択

hide

role

担当者を,ロールまたは個別のユーザーから選択できます。

なお,ロールに所属するメンバーからは,選択できません。

hide

member

担当者を,ロールに所属するメンバーまたは個別のユーザーから選択できます。

なお,ロールは選択できません。

display

role

担当者を,ロールから選択するか,ロールに所属するメンバーから選択するかを,案件ごとに切り替えることができます。また,個別のユーザーも選択できます。

display

member

注※2

「$n」の値は,「hptl_jp1_imss_add_item_info_url_$n」での指定と,「hptl_jp1_imss_ao_item_info_$n」または「hptl_jp1_imss_np_item_info_$n」での指定をそれぞれ一致させてください。また,「$n」の値を「hptl_jp1_imss_ao_item_info_$n」および「hptl_jp1_imss_np_item_info_$n」で重複しないように指定してください。重複した場合,どちらの指定キーも無効になります。

指定例を次に示します。

hptl_jp1_imss_add_item_info_url_1=JP1/AOのURL

hptl_jp1_imss_add_item_info_url_2=JP1/IM - NPのURL

hptl_jp1_imss_ao_item_info_1=JIMSD_FORM_USERTEXT01,JIMSD_FORM_USERTEXT02,JIMSD_FORM_ITEMID

hptl_jp1_imss_np_item_info_2=true

注※3

hptl_jp1_imss_ao_item_info_$nに指定できる項目IDを,次の表に示します。

項番

項目ID

説明

1

JIMSD_FORM_TITLE

案件のタイトル。

2

JIMSD_FORM_SYSTEM

案件が登録されているシステムの名称。

3

JIMSD_FORM_PROCESS

案件が登録されているプロセスワークボードのプロセス名。

4

JIMSD_FORM_ITEMID

案件が登録されているプロセスワークボードの表示ID(JIMSD_FORM_PWBID)と案件のプロセスワークボード内案件通し番号(JIMSD_FORM_PWB_ITEMID)を「-(ハイフン)」で接続した項目。

5

JIMSD_FORM_PWBID

案件が登録されているプロセスワークボードの表示ID。

6

JIMSD_FORM_PWB_ITEMID

案件のプロセスワークボード内案件通し番号。

7

JIMSD_FORM_PROCESSITEMID

案件の関連案件通し番号(JIMSD_FORM_ITEMID)と案件のエスカレーション回数(JIMSD_FORM_ESCNO)を「-(ハイフン)」で接続した項目。

8

JIMSD_FORM_ITEMSERIALNO

案件の関連案件通し番号。

9

JIMSD_FORM_ESCNO

案件のエスカレーション回数。

10

JIMSD_FORM_SEVERITYREASON

案件の重大度の設定理由。

11

JIMSD_FORM_IMPACTREASON

案件の影響度の設定理由。

12

JIMSD_FORM_PRIORITYREASON

案件の優先度の設定理由。

13

JIMSD_FORM_ACCRUALDATE

案件の発生日時。

14

JIMSD_FORM_REGISTDATE

案件の登録日時。

15

JIMSD_FORM_DEADLINE

案件の作業期限。

16

JIMSD_FORM_STARTDATE

案件の開始日時。

17

JIMSD_FORM_COMPDATE

案件の完了日時。

18

JIMSD_FORM_CUSTOMERNAME

顧客名。

19

JIMSD_FORM_INQUIRYNAME

問い合わせ者名。

20

JIMSD_FORM_EFFECTSERVICE

案件が影響する業務。

21

JIMSD_FORM_FAILURELOCATION

案件の問題個所とバージョン。

22

JIMSD_FORM_SUMMARY

案件の概要。

23

JIMSD_FORM_AVOIDANCE

案件の回避策種別。

24

JIMSD_FORM_SITUATION

案件の作業状況。

25

JIMSD_FORM_MEASURES

再発防止策のための考察。

26

JIMSD_FORM_ROOTCAUSE

案件の根本原因。

27

JIMSD_FORM_SOLUTION

案件の解決策。

28

JIMSD_FORM_SCHEDULE

案件のスケジュールおよび手順概要。

29

JIMSD_FORM_IMPACTEVAL

変更の影響評価。

30

JIMSD_FORM_DELIBERATIONRST

案件の審議結果。

31

JIMSD_FORM_FREEDESCRIPTION

フリー記入欄。

32

JIMSD_FORM_JP1PRODUCTNAME

JP1イベントを発行したプログラム名。

33

JIMSD_FORM_JP1JOBNETNAME

JP1/AJSのジョブネット名。

34

JIMSD_FORM_JP1JOBNAME

JP1/AJSのジョブ名。

35

JIMSD_FORM_JP1SNMPSRC

JP1/BaseのSNMPトラップ変換機能で発行されたJP1イベントのSNMPトラップの発生ソース名。

36

JIMSD_FORM_JP1NODENAME

JP1/IM - Managerの統合スコープ機能で定義した監視ノード名。

37

JIMSD_FORM_JP1ALARMNAME

JP1/PFM - Web Consoleが発行するJP1イベントのアラーム名。

38

JIMSD_FORM_LASTUPDATE

案件の更新日時。

39

JIMSD_FORM_IMEVENTNO

JP1イベントのイベントDB内通し番号。

40

JIMSD_FORM_IMHOSTNAME

JP1/IM - Managerのホスト名。

41

JIMSD_FORM_USERTEXT01〜JIMSD_FORM_USERTEXT05

ユーザーが案件フォームで定義したテキストデータの追加項目。

42

JIMSD_FORM_USERTEXT06〜JIMSD_FORM_USERTEXT15

43

JIMSD_FORM_USERTEXT16〜JIMSD_FORM_USERTEXT20

44

JIMSD_FORM_USERTIME01〜JIMSD_FORM_USERTIME05

ユーザーが案件フォームで定義した時刻データの追加項目。

45

JIMSD_PWB_SYS_ID

システム内のプロセスワークボードの通し番号。

46

JIMSD_JP1EVENT_MESSAGE

JP1イベントのメッセージ。

47

JIMSD_JP1ORIGIN_HOSTNAME

JP1イベントの発行元ホスト名。

48

JIMSD_JP1EVENT_ID

JP1イベントのイベントID。

指定できる項目ID以外を指定した場合,hptl_jp1_imss_ao_item_info_$nの値が無効となり,JP1/AOに引き継がれません。

なお,hptl_jp1_imss_ao_item_info_$nの値は,次に示す順序で指定してください。

・サービスのリソースグループ名を入力する項目ID

・サービス名を入力する項目ID

・タスク名を入力する項目ID

簡易検索の設定(Simple Search Information)

指定キーと値は「=(イコール)」でつなぎます。

表12‒33 システムプロパティファイルで設定できる指定キー一覧(簡易検索の設定)

指定キー名

説明

デフォルト値

hptl_jp1_imss_research_simple_string_number

簡易検索時に指定できる項目数を指定する。

指定できる値は1〜5の半角数字(整数)。

3

hptl_jp1_imss_research_simple_target

簡易検索時の検索対象項目を指定する。項目は「,(コンマ)」で区切って5個まで指定できる。

指定できる項目を次に示す。

  • title:タイトル

  • severityReason:重大度の理由

  • impactReason:影響度の理由

  • priorityReason:優先度の理由

  • registrant:登録者

  • assigned:担当者

  • respondent:回答責任者

  • customerName:顧客名

  • inquiryName:問い合わせ者

  • effectService:影響業務

  • failureLocation:問題個所とバージョン

  • summary:概要

  • avoidance:回避策

  • situation:作業状況

  • measures:再発防止のための考察

  • rootcause:根本原因

  • solution:解決策

  • schedule:スケジュール,手順概要

  • impactEval:変更の影響評価

  • deliberationRST:審議結果

  • freeDescription:フリー記入欄

  • productName:プロダクト名

  • jobnetName:ジョブネット名

  • jobName:ジョブ名

  • SNMPSRC:SNMPソース

  • nodeName:監視ノード名

  • alarmName:アラーム名

  • userText_XXXXは,01〜20):追加項目(テキスト)

  • userExtName_XXXXは,01〜05):追加項目(ユーザー,ロール)

  • IMEventNo:イベントDB内通し番号

  • IMHostName:JP1/IM-Mホスト名

title,summary,situation

注※

登録者,担当者,回答責任者は名前だけを検索します。ID,英語名は検索しません。

入力補助機能の設定(Input Assist Information)

指定キーと値は「=(イコール)」でつなぎます。

表12‒34 システムプロパティファイルで設定できる指定キー一覧(入力補助機能の設定)

指定キー名

説明

デフォルト値

hptl_jp1_imss_input_assist_target_max

一つのプロセスワークボードで入力補助機能が設定できる案件フォームの項目数を指定する。

指定できる値は1〜100の半角数字(整数)。

10

hptl_jp1_imss_input_assist_nominate_max

一つの案件フォーム項目IDに対して指定できる入力候補値の上限数を指定する。

指定できる値は1〜100の半角数字(整数)。

30

hptl_jp1_imss_input_assist_nominate_string_max

入力候補値として指定できる最大文字数を,バイト数に変換して指定する。

指定できる値は1〜512の半角数字(整数)。

128

hptl_jp1_imss_input_assist_pwb_list

入力補助機能を使用するプロセスワークボードIDを「,」区切りで指定する。存在しないIDを指定した場合は,存在しないIDを無視する。

hptl_jp1_imss_item_popup_display_characters

[案件作成]画面,[案件編集]画面で表示される入力候補値の文字数を指定する。この文字数を超える部分については画面上「...」と表される。文字数は半角,全角を区別しないで,それぞれ1文字と数える。指定できる値は1〜255までの半角数字(整数)。ただし,[案件作成]画面,[案件編集]画面の大きさを考慮し,デフォルト値で指定することを推奨する。

15

(凡例)

−:設定値なし

案件集計機能の設定(デフォルトでの設定なし)

この指定キーは,デフォルトでは記載されていません。必要に応じて追加してください。なお,指定キーと値は「=(イコール)」でつなぎます。

表12‒35 システムプロパティファイルで設定できる指定キー一覧(案件集計機能の設定)

指定キー名

説明

デフォルト値

hptl_jp1_imss_kpi_priority_code

「最優先」の案件として集計する「優先度」のコード値を指定する。

この項目は,案件フォームをカスタマイズしたときに,必要に応じて指定する。

3

案件管理ウィンドウの設定(Item Management Window)

指定キーと値は「=(イコール)」でつなぎます。

表12‒36 システムプロパティファイルで設定できる指定キー一覧(案件管理ウィンドウの設定)

指定キー名

説明

デフォルト値

hptl_jp1_imss_itemwindow_enable

案件管理ウィンドウ機能を使用するかどうかを指定する。

指定できる値を次に示す。

  • Y:使用する。

  • N:使用しない。

N

hptl_jp1_imss_itemwindow_size

案件管理ウィンドウ機能を使用する場合,案件管理ウィンドウのウィンドウサイズを年単位で指定する。

指定できる値は1〜5の半角数字(整数)。

3

案件の一括操作の設定(Item Batch Operation)

指定キーと値は「=(イコール)」でつなぎます。

表12‒37 システムプロパティファイルで設定できる指定キー(案件の一括操作の設定)

指定キー名

説明

デフォルト値

hptl_jp1_imss_batch_item_edit_max

一括操作で一度に編集できる案件数を指定する。

指定できる値は,1〜100の半角数字(整数)。

ただし,メイン画面(案件一覧)から案件を一括で操作する場合,案件一覧に表示できる案件の上限以上の案件は指定できない。

注※

システムプロパティファイルのhptl_jp1_imss_item_list_display_numberキーの指定値。デフォルト値は50。

100

hptl_jp1_imss_item_batch_ope_approval

一括操作で案件のステータスを「承認済み」にするかどうかを指定する。

指定できる値を次に示す。

  • true:一括操作で案件のステータスを「承認済み」にする

  • false:一括操作で案件のステータスを「承認済み」にしない

false

hptl_jp1_imss_item_batch_ope_approval_all_user_flag

一括操作で案件のステータスを「承認済み」にする場合,すべてのユーザーがこの一括操作を実行できるようにするかどうかを指定する。

指定できる値を次に示す。

  • true:すべてのユーザーが一括操作で案件のステータスを「承認済み」にする

  • false:すべてのユーザーが一括操作で案件のステータスを「承認済み」にしない

false

hptl_jp1_imss_item_batch_ope_approval_userlist

一括操作で案件のステータスを「承認済み」にする場合,この一括操作を実行するユーザーのユーザーIDを指定する。この一括操作を実行できるユーザーを限定する場合に指定する。

指定できる文字は,小文字の半角英数字。

一つのユーザーIDは,1〜64バイトの文字列が指定でき,「,(コンマ)」区切りで最大1,000個指定できる。

なお,指定できるユーザー数を超えた分のユーザーIDや不正なユーザーIDは,この一括操作を実行できるユーザーに含まれない。重複したユーザーIDや不正なユーザーIDは,指定できるユーザーID数に含まれない。

また,hptl_jp1_imss_item_batch_ope_approval_all_user_flagで「true」を指定した場合は,hptl_jp1_imss_item_batch_ope_approval_userlistで指定したユーザーIDは無効となる。

hptl_jp1_imss_item_batch_ope_approval_rolelist

一括操作で案件のステータスを「承認済み」にする場合,この一括操作を実行するロールのロールIDを指定する。この一括操作を実行できるユーザーを限定する場合に指定する。

指定できる文字は,小文字の半角英数字。

一つのロールIDは,1〜64バイトの文字列が指定でき,「,(コンマ)」区切りで最大1,000個指定できる。

なお,指定できるロール数を超えた分のロールIDや不正なロールIDは,この一括操作を実行できるロールに含まれない。重複したロールIDや不正なロールIDは,指定できるロールID数に含まれない。

また,hptl_jp1_imss_item_batch_ope_approval_all_user_flagで「true」を指定した場合は,hptl_jp1_imss_item_batch_ope_approval_rolelistで指定したロールIDは無効となる。

hptl_jp1_imss_item_batch_ope_close

一括操作で案件のステータスを「クローズ」にするかどうかを指定する。

指定できる値を次に示す。

  • true:一括操作で案件のステータスを「クローズ」にする

  • false:一括操作で案件のステータスを「クローズ」にしない

false

hptl_jp1_imss_item_batch_ope_close_all_user_flag

一括操作で案件のステータスを「クローズ」にする場合,すべてのユーザーがこの一括操作を実行できるようにするかどうかを指定する。

指定できる値を次に示す。

  • true:すべてのユーザーが一括操作で案件のステータスを「クローズ」にする

  • false:すべてのユーザーが一括操作で案件のステータスを「クローズ」にしない

false

hptl_jp1_imss_item_batch_ope_close_userlist

一括操作で案件のステータスを「クローズ」にする場合,この一括操作を実行するユーザーのユーザーIDを指定する。この一括操作を実行できるユーザーを限定する場合に指定する。

指定できる文字は,小文字の半角英数字。

一つのユーザーIDは,1〜64バイトの文字列が指定でき,「,(コンマ)」区切りで最大1,000個指定できる。

なお,指定できるユーザー数を超えた分のユーザーIDや不正なユーザーIDは,この一括操作を実行できるユーザーに含まれない。重複したユーザーIDや不正なユーザーIDは,指定できるユーザーID数に含まれない。

また,hptl_jp1_imss_item_batch_ope_close_all_user_flagで「true」を指定した場合は,hptl_jp1_imss_item_batch_ope_close_userlistで指定したユーザーIDは無効となる。

hptl_jp1_imss_item_batch_ope_close_rolelist

一括操作で案件のステータスを「クローズ」にする場合,この一括操作を実行するロールのロールIDを指定する。この一括操作を実行できるユーザーを限定する場合に指定する。

指定できる文字は,小文字の半角英数字。

一つのロールIDは,1〜64バイトの文字列が指定でき,「,(コンマ)」区切りで最大1,000個指定できる。

なお,指定できるロール数を超えた分のロールIDや不正なロールIDは,この一括操作を実行できるロールに含まれない。重複したロールIDや不正なロールIDは,指定できるロールID数に含まれない。

また,hptl_jp1_imss_item_batch_ope_close_all_user_flagで「true」を指定した場合は,hptl_jp1_imss_item_batch_ope_close_rolelistで指定したロールIDは無効となる。

注意事項

定義例

定義例1

JP1/NETM/AIMと連携するため,JP1/NETM/AIMサーバ(サーバ名:Server1)の設定をした場合の定義例を次に示します。なお,この定義例では,設定に必要な部分だけを抜き出しています。

#JP1/NETM/AIM連携の設定
hptl_jp1_imss_jp1_aim=Server1
定義例2

JP1/NETM/AIMと連携するため,JP1/NETM/AIMのインストール時に設定されるポート番号から「8080」に変更されているJP1/NETM/AIMサーバ(サーバ名:Server1)を設定する場合の定義例を,次に示します。なお,この定義例では,設定に必要な部分だけを抜き出しています。

#JP1/NETM/AIM連携の設定
hptl_jp1_imss_jp1_aim=Server1:8080
定義例3

案件管理ウィンドウを使用し,ウィンドウサイズを4年とする場合の定義例を,次に示します。なお,この定義例では,設定に必要な部分だけを抜き出しています。

#案件管理ウィンドウの設定
hptl_jp1_imss_itemwindow_enable=Y
hptl_jp1_imss_itemwindow_size=4